イーディス・マルティノー
イーディス・マルティノー(Edith Martineau、1842年6月19日 - 1909年2月19日[1])は、ユグノーを先祖に持つ、イギリスの水彩画家である。「ラファエル前派 」に近いスタイルで人物画などを描いた。 略歴リヴァプールで生まれた。父親のジェームズ・マルティノー(James Martineau: 1805–1900)はフランスからノリッジに移ってきたユグノー教徒の子孫で、改宗してユニテリアンの宗教家、宗教学者になり、オックスフォード大学のハリス・マンチェスター・カレッジなどで教授を務めた人物である。叔母のハリエット・マルティノー(Harriet Martineau: 1802–1876)は有名な社会活動家であった。兄のガートルード・マルティノー(Gertrude Martineau: 1837-1924)は木彫家、水彩画家として知られている。 リヴァプールの美術学校で学び、家族とロンドンに移った後は、ロンドンのJames Mathews Leighの設立した美術学校(後にHeatherley School of Fine Art と呼ばれる。)で学んだ[2]。1862年から英国王立美術家協会の展覧会に出展した[2] 。水彩画を描き、さまざまな水彩画家の協会に所属し、1888年に王立水彩画家協会(Royal Society of Painters in Water Colours)の準会員に選ばれた。1893年のシカゴ万国博覧会の展覧会にも出展した[3]。 1905年にイギリスで出版されたウォルター・ショー・スパロー(Walter Shaw Sparrow: 1862–1940)の「Women Painters of the World」は1905年までの200人の女性画家と300点を超える女性画家の作品を掲載しているが、イーディス・マルティノーの「ジャガイモの収穫 (Potato Harvest)」(1888年作)が収録されている[3]。 1909年に66歳でロンドンのハムステッドで亡くなり、ハイゲート墓地のマルティノー家の墓に埋葬された。 作品
参考文献
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