イヴ2世(Yves II, ? - 1178年)は、ネール領主ラウル1世とレイントルード・ド・ウー=ソワソン(ソワソン伯ギヨーム・ビュザックの娘)の息子。ネール領主、ソワソン伯(在位:1141年 - 1178年)。ソワソン伯ルノー3世の死後、ソワソン司教ジョスラン・ド・ヴィエルジーによりソワソン伯の継承者として選ばれた。
生涯
1146年にヴェズレーにおいてクレルヴォーのベルナールが説教を行った後、イヴはフランス王ルイ7世や多くのフランス貴族とともに第2回十字軍に参加した。イヴは1148年6月にアッコで行われた十字軍会議の一員であり、1149年にアンティオキア女公コンスタンスの最初の夫レーモン・ド・ポワティエが亡くなった後、コンスタンス女公に求婚した多くの求婚者の1人であった。
イヴはエノー伯ボードゥアン4世とその妻アリス・ド・ナミュールの娘ヨランドと結婚した。2人の間には子供がいなかった。
イヴの死後、甥のコノンがソワソン伯となった。
脚注
参考文献
- Bisson, Thomas N., ed (1995). Cultures of Power: Lordship, Status, and Process in Twelfth-Century Europe. University Pennsylvania Press
- Bradbury, Jim (2007). The Capetians: Kings of France 987-1328. Hambledon Continuum
- Gislebertus of Mons (2005). Chronicle of Hainaut. The Boydell Press
- Hodgson, Natasha R. (2007). Women, Crusading and the Holy Land in Historical Narrative. The Boydell Press
- Slack, Corliss Konwiser (2001). Crusade Charters, 1138-1270. Arizona Center for Medieval and Renaissance Studies