イン・カフーツ
イン・カフーツ(In Cahoots)は、ギタリストで主な作曲も担当するフィル・ミラーが率いるカンタベリー・ロックのバンドである。 略歴1982年11月にフィル・ミラー・カルテット(Phil Miller Quartet)として、ピップ・パイル(ドラム)、リチャード・シンクレア(ベース)、エルトン・ディーン(サックス)と一緒にミラーが結成した。ピーター・レマー(キーボード)が1983年初頭に参加して、クインテットに拡張され、イン・カフーツという正式な名前が付けられた。ミラーとパイルはナショナル・ヘルスで、また、シンクレアも参加したハットフィールド・アンド・ザ・ノースで一緒にメンバーとして活動しており、パイルとディーンも長年共演する間柄であり、その頃はウェイトウォッチャーズ(ピアニストのキース・ティペットも参加)やソフト・ヒープで一緒に仕事をしていた。1985年初頭、ヒュー・ホッパーがシンクレアに代わってメンバーとなった。バンドはミラーの最初のソロ・アルバム『カッティング・ボース・ウェイズ』(1987年リリース)に登場した。 1987年にスティーヴ・フランクリンがレマーと交代、また1988年にはフレッド・ベイカーがホッパーと交代した。アルバム『ライヴ 1986-1989』は1989年にリリースされた(他のすべてのアルバム同様「フィル・ミラー/イン・カフーツ」[1]という連名表記)。1990年、フランクリンが脱退し、バンドにはジム・ドゥヴォラックがトランペットで参加した。ベイカーとレマーは、ミラーのソロ名義のアルバム『ディッギング・イン』(1991年)に参加。パイルもドラムのプログラムを担当した。 1991年に、ミラーとパイルはショート・ウェーヴというバンドでホッパーと再共演した。イン・カフーツは、レマーを含むラインナップで来日公演を行い、その模様はアルバム『ライヴ・イン・ジャパン』(1993年)に記録された。続くスタジオ・アルバム『リーセント・ディスカバリーズ』は、1993年に録音された。レマーが1995年にバンドに復帰し、『パラレル』(1996年)、『アウト・オブ・ザ・ブルー』(2001年)を録音した。後者にはキャラヴァンのギタリスト、ダグ・ボイルが2曲で参加している(ボイルはその年のヨーロッパ・ツアーにも一部参加した)。 2002年、マーク・フレッチャーがパイルと交代で加入した。ミラー、フレッチャー、ディーン、ドゥヴォラック、ベイカー、レマーのラインナップで、2003年に『オール・ザット』をリリースした。2004年、ディーンとドヴォラックが脱退し、それ以来、ブラス・セクションは、テナー・サックスのサイモン・ピカード、トランペットのサイモン・フィンチ、そして時折トロンボーンのゲイル・ブランドというメンバーからなるようになった。以前、ショート・ウェーヴで共演したディディエ・マレルブは、2006年のアルバム『陰謀の理論』に参加しており、リチャード・シンクレア、デイヴ・スチュワート、ダグ・ボイルもゲスト参加している。 来日公演
ディスコグラフィアルバム
脚注
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