インドネシアの舞踊(インドネシアのぶよう)はインドネシアの伝統音楽に合わせて、身体を使って喜怒哀楽を表現する芸能のことを言う。
概要
民族によって、アチェ舞踊、ミナンカバウ舞踊、マレー舞踊、パプア舞踊、マルク舞踊、マナド舞踊、ブギス舞踊、ダヤッ舞踊、バリ舞踊、ジャワ舞踊、スンダ舞踊、ブタウィ舞踊に分類される。
ダンサーの数による分類:
内容による分類:
- ワヤン舞踊
- ワヤン劇の一部分を表現
- 民族舞踊
- それぞれの民族文化を反映
- 仮面舞踊
- 仮面(トペン)をつけて演じる
目的による分類:
各州の舞踊
アチェ
北スマトラ州
西スマトラ州
- ルアンベ
- 首長の就任時の舞踊。プンチャック シラットの動きから生まれた男性の舞踊。語源は「ラル」(攻める)と「アンベ」(避ける)。
- ピリン
- ミナンカバウ社会のダイナミズムを反映する舞踊。ピリンは皿の意味で、両手で皿を持って踊るアクロバットの様な踊り。
- 振りつけ師:不明、現代の物はフリアアダムの振り付け。
- パユン
南スマトラ州
ジャカルタ
バンテン州
西ジャワ州
- ムラク
- 新作舞踊。:ムラク(孔雀)の踊り。ラデン・チュチュスマントリの作品
- ジャイポンガン
- 振り付け:ググムグンビラ
中部ジャワ州
- ガンビョンパレアノム
- 振り付け:S.マリディ
- スリカンディチャキル
ジョグジャカルタ
東ジャワ州
バリ州
- レゴン
- タルナジャヤ
- 動きはインド舞踊に似ている。テントウムシの動きを真似た踊り。衣装に使われる紫色は高貴な色。
- タリルジャンとタリバリス
- 神様へ奉納。タリルジャンは女性のグループ、タリバリスは男性のグループの舞踊で通常セットでピオダラン儀式の時に奉納される。
- ケチャ
- 振り付け:イ・ワヤンディブヤ
- ペンデッ
西ヌサ・トゥンガラ州
東ヌサ・トゥンガラ州
北スラウェシ州
中部スラウェシ州
南スラウェシ州
南東スラウェシ州
東カリマンタン州
- クンヤ
- ガンタル
- カンチェッパパタイ(戦の踊り)
- カンチェッレド(銅鑼の踊り)
- カンチェッラサン
- レレン
- ホドク
- ホドクキタ
- スルンパイ
- ブリアンバオ
- クヤン
- ペチュキナ
- ダトゥン
- グランカウ
- バラガバガンタ
出典
- Sulastianto, Harry (1999). Seni Budaya untuk kelas X Sekolah Menengah Atas. Grafindo Media Pratama. ISBN 9-7975-8369-4