インク・スポッツ
ジ・インク・スポッツ(The Ink Spots)はアメリカ合衆国のヴォーカル・グループで1930~1940年代に人気があった。 彼らの音楽はリズムアンドブルース、ドゥーワップの先駆けになった。リード・シンガーBill Kennyが持ち込んだバラード・スタイルで人種を問わず愛された。1954年解散。1989年にロックの殿堂の、ロックへの影響源となったアーティストたちに送られるアーリー・インフルエンス部門で受賞を果たした。[1][2] インク・スポッツの歌は4弦ギターで始まりI - #idim - ii7 - V7のコード進行で進み、テナーのBill Kennyの歌、そして語りへと引き継ぐ場合が多い。"Honey Child", "Honey Babe" などのフレーズをよく用いて、愛する人への語らいという形を取ることが多い。 代表曲は1939年のデビュー・シングル "If I Didn't Care"。 概略1930年代初頭にインディアナポリスで結成、当時のメンバーはOrville "Hoppy" Jones、Ivory "Deek" Watson、Jerry Daniels、Charlie Fuquaの四人。35年にビクター・レコードより初のレコードをリリースする。36年にJerry Danielsと入れ替わる形で、後の中心メンバーとなるBill Kennyが加入した。 39年リリースの "If I Didn't Care" で1900万枚もの大ヒットを記録する。その後40年代初頭に立て続けにヒットを飛ばすが43年にBernie MackeyがCharlie Fuquaと入れ替わる形で脱退、44年にはHoppy Jonesが死亡するなど活動に陰りが見え始め、その後多くの脱退などを重ねグループは分裂、54年にBill Kennyはオリジナルのインク・スポッツの解散を宣言した。この騒動に前後する形で数多くの、オリジナルのインク・スポッツに関わってすらいないようなグループがインク・スポッツを名乗り活動を開始。現在までにインク・スポッツを名乗るグループは100以上存在していたと言われる。 主な楽曲
各種メディアでのインク・スポッツ解散から半世紀以上が経つインク・スポッツだが未だ影響は大きく、多くのメディアにて楽曲が使用されている。 ドラマ
映画
ゲーム
参照
外部リンク |