イベロアメリカ首脳会議イベロアメリカ首脳会議(イベロアメリカしゅのうかいぎ、スペイン語: Cumbres Iberoamericanas de Jefes de Estado y de Gobierno、ポルトガル語: Conferência Ibero-Americana de Chefes de Estado e de Governo)、又は、イベロアメリカ・サミットは、1991年からイベロアメリカ諸国機構の加盟国、すなわち、スペイン語やポルトガル語を話すイベロアメリカ地域の諸国によって開催されているサミット(首脳会議)。1996年以降、毎年11月に開催されることが多いが、10月に前倒しされることもある。 概要イベロアメリカとは、語意としては「イベリア半島(イベロ)+アメリカ州(アメリカ)」のことであり、スペイン・ポルトガル、並びにアメリカ大州に位置する両国の旧植民地諸国の総称。現在に至るまで文化的・経済的・政治的つながりが非常に強いこの地域の首脳が一堂に会することで、参加国間の国際協力を推進する目的がある。ポルトガルやブラジルの代表はポルトガル語で、それ以外の国の代表はスペイン語で発言するが、スペイン語とポルトガル語は非常に似ており相互理解もたやすいため、この国際会議は基本的に通訳なしで実施されている。 2001年にプエルトリコがオブザーバー(独立国ではないため)として、2004年よりアンドラが正式加盟国として、そして2009年よりフィリピンと赤道ギニア(両方とも旧スペイン領)がオブザーバーとなった。 これまではスペイン語あるいはポルトガル語を公用語とするイベリア半島あるいは中南米の国(アンドラの公用語はカタルーニャ語のみだが、スペイン語も広く通じる)だけの会議であったが、アジアに位置するフィリピンと赤道ギニアが準加盟国となったことから、今後はアンゴラやモザンビークなどアフリカのポルトガル語諸国や東ティモールなどの加盟が予想され、すでに東ティモール、赤道ギニア、ベリーズが加盟を申請している。 その他、域内諸国と関係の深い、日本(2013年より)、ベルギー、フランス、ハイチ、イタリア、モロッコ、オランダ、フィリピンがオブザーバーとして参加している[1]。 参加国(五十音順)
準加盟国および地域開催地
脚注
関連項目
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