アーロン・ブルックス (野球)

アーロン・ブルックス
Aaron Brooks
オークランド・アスレチックス(マイナー)
オークランド・アスレチックス時代
(2015年9月4日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡モントクレア
生年月日 (1990-04-27) 1990年4月27日(34歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト9巡目
初出場 MLB/ 2014年5月3日
KBO/ 2020年5月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アーロン・リー・ブルックスAaron Lee Brooks, 1990年4月27日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡モントクレア出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBオークランド・アスレチックス傘下所属。

経歴

プロ入りとロイヤルズ時代

2011年MLBドラフト9巡目(全体276位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級アイダホフォールズ・チュカーズ英語版でプロデビュー。15試合(先発13試合)に登板して6勝2敗、防御率3.84、73奪三振を記録した。

2012年はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、27試合に先発登板して9勝12敗、防御率4.98、120奪三振を記録した。

2013年はまずA+級ウィルミントン・ブルーロックスでプレーし、10試合に先発登板して2勝3敗、防御率4.47、43奪三振を記録した。6月にAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズへ昇格。16試合に先発登板して7勝7敗、防御率4.17、67奪三振を記録した。

AAA級オマハ時代
(2014年7月8日)

2014年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズで開幕を迎えた。4月5日にロイヤルズとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[1]が、登板機会がないまま9日にAAA級オマハへ異動した[2]。5月2日にメジャーへ再昇格し[3]、翌3日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。3点ビハインドの8回表から登板し、2回を投げ7安打6失点だった[4]。5月4日にAAA級オマハへ降格した[5]。5月31日にメジャーへ再昇格し[6]、同日のトロント・ブルージェイズ戦で初先発を果たしたが、初回から5安打7失点2死球と打ち込まれ、2死しか取れずに降板。メジャー初黒星を喫し、6月1日にAAA級オマハへ降格した。その後はメジャーへ昇格できず、プレーオフのロースター入りも逃した。この年メジャーは2試合に登板して0勝1敗、防御率43.88だった。

2015年は後述の移籍までメジャーで2試合に登板した。

アスレチックス時代

2015年7月28日にベン・ゾブリストとのトレードで、ショーン・マネイアと共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[7][8]。移籍後は先発をメインに11試合に登板し、3勝4敗、防御率6.71という成績だった。

カブス傘下時代

2016年2月25日にクリス・コグランとのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[9]。この年はメジャーでの登板はなく、傘下のAAA級アイオワ・カブスで5試合(うち先発4試合)に登板し、防御率7.71、1勝1敗、WHIP1.65だった。

2017年1月27日、背番号をアスレチックス時代の36に戻した。シーズンでは開幕からAAA級アイオワでプレーしていたが、8月19日にレネ・リベラの加入に伴い、DFAとなった[10]

ブルワーズ傘下時代

2017年8月23日にウェイバー公示を経てミルウォーキー・ブルワーズへ移籍し[11]、傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ配属された。9月5日にDFAとなり、8日にマイナー契約に切り替わった[10]

2018年は開幕からAAA級コロラドスプリングスでプレー。8月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[12]が、ブルワーズでのメジャー登板は無かった。

アスレチックス復帰

2018年9月3日に金銭トレードで、アスレチックスへ移籍した[13]

2019年7月3日にDFAとなった[14]

オリオールズ時代

2019年7月6日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍した[15]。オフの11月12日に韓国球界移籍のため、自由契約となった[16]

起亜時代

2019年11月13日にKBOリーグ起亜タイガースと契約した[17]

2020年はチーム最多タイの11勝を挙げ、シーズン終了後に2021年の再契約を結んだ[18]

2021年8月8日、税関で輸入した電子タバコから大麻成分が検出されたため、8月11日付で任意脱退選手となり最短でも1年はKBOリーグの球団と契約できないことになった[19]

カージナルス時代

2022年1月31日にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んだ[20]。3月25日にメジャー契約を結んで開幕ロースター入りを果たし[10]、中継ぎとして5試合に登板したが9.1回を投げて防御率7.71と結果を残せず、5月2日にDFAとなった。5月5日にマイナー契約を結び直してAAA級メンフィス・レッドバーズに完全移籍した[10]。シーズン終了まで15試合に登板し、5勝4敗、防御率5.56という成績を残したが、オフの10月14日に自由契約となった[10]

パドレス傘下時代

2022年12月12日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ[10]

2023年はAAA級エルパソ・チワワズでリリーフとして44試合に登板し4勝3敗3ホールド、防御率4.95を記録した。オフの11月6日にFAとなった[10]

アスレチックス傘下時代

2024年2月9日にオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ[10]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2014 KC 2 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 24 2.2 12 1 3 0 2 2 0 0 13 13 43.88 5.62
2015 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 18 4.1 6 0 0 0 0 3 0 0 3 3 6.23 1.39
OAK 11 9 0 0 0 3 4 0 0 .429 232 51.0 67 9 14 0 4 35 0 0 38 38 6.71 1.59
'15計 13 9 0 0 0 3 4 0 0 .429 250 55.1 73 9 14 0 4 38 0 0 41 41 6.67 1.57
2018 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 2.2 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0.00 1.13
2019 15 6 0 0 0 2 3 0 0 .400 215 50.1 49 12 14 0 4 43 1 0 29 28 5.01 1.25
BAL 14 12 0 0 0 4 5 0 0 .444 267 59.2 69 9 20 0 6 39 3 1 43 41 6.18 1.49
'19計 29 18 0 0 0 6 8 0 0 .429 482 110.0 118 21 34 0 10 82 4 1 72 69 5.65 1.38
2020 起亜 23 23 1 1 0 11 4 0 0 .733 586 151.1 131 4 24 0 3 130 3 1 43 42 2.50 1.02
2021 13 13 0 0 0 3 5 0 0 .375 333 78.0 93 4 16 0 1 55 0 0 34 29 3.35 1.40
MLB:4年 47 28 0 0 0 9 13 0 0 .409 766 170.2 204 31 53 0 16 123 4 1 126 123 6.49 1.51
KBO:2年 36 36 1 1 0 14 9 0 0 .609 919 229.1 224 8 40 0 4 185 3 1 77 71 2.79 1.15
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2014 KC 2 0 1 0 1 1.000
2015 2 0 0 0 0 ----
OAK 11 5 2 0 1 1.000
'15計 13 5 2 0 1 1.000
2018 3 0 2 0 1 1.000
2019 15 3 4 0 2 1.000
BAL 14 4 4 1 0 .889
'19計 29 7 8 1 2 .938
MLB 47 12 13 1 5 .962
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

  • 62(2014年 - 2015年途中)
  • 36(2015年途中 - 同年終了、2020年 - 2021年)
  • 35(2018年 - 2019年7月2日)
  • 38(2019年7月13日 - 同年終了)

脚注

  1. ^ Dick Kaegel (2014年4月5日). “Brooks scratched from Triple-A debut, called up”. MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  2. ^ Dick Kaegel (2014年4月9日). “Giavotella called up in host of roster moves” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  3. ^ Dick Kaegel (2014年5月3日). “Brooks returns for second tour with Royals” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  4. ^ Scores for May 3, 2014” (英語). ESPN (2014年5月3日). 2016年2月26日閲覧。
  5. ^ Dick Kaegel (2014年5月4日). “Collins returns to KC, Brooks sent to Omaha” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  6. ^ Dick Kaegel (2014年6月1日). “Royals option Paredes to make room for Brooks” (英語). MLB.com. 2016年1月9日閲覧。
  7. ^ “ロイヤルズ、万能B.ゾブリストを獲得!”. ISM. Yahoo! Japan. (2015年7月29日). オリジナルの2015年8月3日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/wODCi 2017年1月28日閲覧。 
  8. ^ “Royals acquire Ben Zobrist from A's” (英語). ESPN. (2015年7月28日). オリジナルの2015年8月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150803040046/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150729-00000211-ism-base 2016年2月26日閲覧。 
  9. ^ Carrie Muskat (2016年2月25日). “Cubs deal Coghlan to A's for righty Brooks” (英語). MLB.com. 2016年2月26日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2024年2月17日閲覧。
  11. ^ Jonathan Hawthorne (2017年8月23日). “Crew claims righty Brooks off waivers” (英語). MLB.com. 2017年8月24日閲覧。
  12. ^ Adam McCalvy (2018年8月30日). “Brewers summon Brooks for pitching depth” (英語). MLB.com. 2018年8月31日閲覧。
  13. ^ Jane Lee (2018年9月3日). “A's to give bullpen game another try” (英語). MLB.com. 2018年9月4日閲覧。
  14. ^ Martin Gallegos (2019年7月3日). “Treinen activated, to take back A's closing role” (英語). MLB.com. 2019年7月4日閲覧。
  15. ^ Keegan Matheson (2019年7月6日). “Orioles recall Hess, claim Brooks from Oakland” (英語). MLB.com. 2019年7月7日閲覧。
  16. ^ Joe Trezza (2019年11月12日). “Pitcher Brooks headed to Korea (source)” (英語). MLB.com. 2019年11月13日閲覧。
  17. ^ Jeff Todd (2019年11月13日). “Aaron Brooks Signs With KBO’s KIA Tigers” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年11月14日閲覧。
  18. ^ https://tigers.co.kr/contents/press/986267
  19. ^ http://www.gjdream.com/news/articleView.html?idxno=609509
  20. ^ Steve Adams (2022年1月31日). “Cardinals Sign Aaron Brooks To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2024年2月17日閲覧。

関連項目

外部リンク