アンブロジウス・ボスハールト
アンブロジウス・ボスハールト(蘭: Ambrosius Bosschaert [ɑmˈbroːsiʏs ˈbɔsxaːrt], 1573年1月18日 - 1621年)は、オランダ絵画黄金時代の画家。花を描いた静物画で知られている。同名の息子も画家のため、アンブロシウス・ボスハールト(父)と表記されることもある。 生涯アントウェルペン生まれ。その地で画家としてのキャリアをスタートするが、プロテスタントに対する迫害を避けて、1587年に家族でミデルブルフに移り、人生の大半をそこで過ごした。ボスハールトは静物画、特に花を多く描き、「AB」というモノグラムでも知られている。[1]1593年にミルデブルフで聖ルカ組合に登録され、後に組合長ともなった。[1] ボスハールトの3人の息子(Ambrosius II、Johannes、Abraham)も花を描く画家となった。義理の兄弟であるバルタザール・ファン・デル・アストはボスハールトの工房で働いたこともある。 ボスハールトはアムステルダム(1614年)やベルヘン・オプ・ゾーム(1615年から1616年)、ユトレヒト(1616年から1619年)、 ブレダ(1619年)などでも活動した。[1]1619年にユトレヒトに移った際、ファン・デル・アストはその地の聖ルカ組合(アブラハム・ブルーマールトが組合長になったばかりであった)に加入した。ルーラント・サーフェリーも同じころに加入しており、ボスハールトはサーフェリーの影響を少なからず受けたと考えられる。[1] ボスハールトはデン・ハーグで没した。[1]彼の死後、ファン・デル・アストがその工房と弟子たちを引き継いだ。[1]
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