アンヌ・ド・バヴィエール
アンヌ・アンリエット・ジュリー・ド・バヴィエール(Anne Henriette Julie de Bavière, 1648年3月13日 - 1723年2月23日)は、フランスの貴族コンデ公アンリ3世の妻である。 生涯プファルツ=ジンメルン伯エドゥアルト(プファルツ選帝侯フリードリヒ5世の息子、カール1世ルートヴィヒの弟)と妃アンヌ・ド・ゴンザーグ・ド・クレーヴの末娘として、パリで生まれた。 オルレアン公フィリップ1世妃エリザベート・シャルロット・ド・バヴィエールは父方の従妹にあたる。 1663年12月11日、当時アンギャン公だったアンリと結婚、10子を生んだ。
アンヌは善良で思いやりがあり、信仰篤く控えめな人物だった。彼女は精神錯乱状態の乱暴で残酷な夫を支えた。親族であるマントヴァ公フェルディナンド・カルロの死により、アンヌは1708年にアルシュ=シャルルヴィル公領(現在のベルギー・アルデンヌ県)を相続した。 |