アンデルセン・パン生活文化研究所
株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所(アンデルセン・パンせいかつぶんかけんきゅうじょ)は、アンデルセングループを統括する持株会社である。 概説1948年創業のタカキベーカリー[2] が、2003年4月に持株会社制へ移行してアンデルセングループを形成するにあたり、主要4事業を会社分割して新設子会社へ移管し商号変更し法人格を引き継いだグループ持株会社となる。現在のタカキベーカリーは2003年4月に新設された会社である。 アンデルセングループは、現社主高木誠一の父で創業者の高木俊介が1959年にデンマークコペンハーゲンで食したデニッシュペストリーに感銘して「デンマーク」をテーマとし、パンの種類やベーカリーカフェブランドなどはデンマークに由来するものが多い。「アンデルセン」はデンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン、「リトルマーメイド」は彼の代表作である人魚姫に由来している。その縁で高木誠一はデンマーク名誉領事[3] を務めている。 2011年、福島第一原子力発電所事故後疎開して来たフィンランド大使館から依頼を受け、同社が広島市で管理するビルの一室を提供[3][4] していた。 特徴今では、どのパン屋さんでも買える「デニッシュペストリー」を日本で初めて販売したのも、お客がトングで自分の買いたいパンを選んで買う「セルフ式販売」を初めて導入したのも、「冷凍パン生地の製造ライン」を日本で初めて作ったのも、アンデルセン。絶えず、業界の常識を破り続けることで、パン業界のフロンティア企業とも呼ばれる[5]。 傘下企業
過去に存在した傘下企業
グループ沿革
歴代社長アンデルセンのメルヘン大賞童話(メルヘン)の公募新人賞・アンデルセンのメルヘン大賞(アンデルセンのメルヘンたいしょう)を主催している。創業35周年の1983年から毎年開催され[8]、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日4月2日に受賞作が発表される[9]。2016年現在第33回まで行われた[9]。大賞・優秀賞・こども大賞受賞作は選考委員を務めるプロのイラストレーターによる挿絵付きで、アンデルセン店舗と通販限定販売の書籍「アンデルセンのメルヘン文庫」として出版される[10]。 小説家の天童荒太は新人時代に栗田教行名義で応募し、第3回で優秀賞を受賞した[11][12]。 テレビ番組
書籍関連書籍
脚注
外部リンク |