アングレン

アングレン

Angren / Ангрен
アングレンの位置(ウズベキスタン内)
アングレン
アングレン
位置図
北緯41度01分00秒 東経70度08分37秒 / 北緯41.01667度 東経70.14361度 / 41.01667; 70.14361
ウズベキスタン
タシュケント州
政府
 • 種別
標高
940 m
人口
(2012年)
 • 合計 126,958人
等時帯 UTC+5
郵便番号
702500
市外局番 +998-7066
市中心部の様子 (1999年)

アングレンウズベク語: Angren / Ангренロシア語: Ангрен)はウズベキスタンタシュケント州の都市である。首都タシュケントより77km南東(道路では115km)にある。推定人口12万人。付近にはアングレン川が流れている。

概要

第二次世界大戦後、第372地区収容地区(グラーグ)が設置され、シベリア抑留によって連行されてきた日本人捕虜が移送、収容された[1]。この日本人捕虜強制労働によって街の基礎が作られ[2][3][4][5][6]1946年タシュケント州石炭産業の中心地として設立された。

2001年に設立され、アングレン火力発電所や石炭地下ガス[7]による電力事業を展開する[8][9]JSCウズベクエネルゴ (Joint Stock Company Uzbekenergo) 傘下にある企業OJSCウズベクコール (Open Joint Stock Company Uzbekcoal) が採掘事業を行なっており、石炭の他、カオリナイトの産出量において国内最大量を誇る[10]。現在も、褐炭鉱床の褐炭によるディーゼル燃料合成工場の建設が進められている[11]

市内には日本人墓地があり、2008年11月17日に平岡邁在ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使が墓参している[12]

教育機関

  • マフムード・カシュガル教育大学
  • タシュケント州工科大学
  • タシケント州アングレン市第14学校[13]
  • タシケント州アングレン市第29学校[14]

交通

ウズベキスタン鉄道アングレン駅が開通している[15]。また、首都タシュケントからアングレンを通りパプまでアジアハイウェイ7号線が開通している[16]

人口構成

ウズベク人が主に居住している。少数民族は、割合の多い順に、タジク人ロシア人タタール人ヴォルガ・ドイツ人高麗人カザフ人が生活している。

出身人物

出典

  1. ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、186,294頁。ISBN 9784562049318 
  2. ^ アングレンの思い出 石川県 吉野 藤吉(旧姓 高山) 平和祈念展示資料館公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  3. ^ アングレン虜囚劇団 ソビエト捕虜収容所の青春 (池田幸一) 復刊ドットコム、2012年10月24日閲覧。
  4. ^ 黒パンとラーゲル 岡山県 横畑 友三郎 平和祈念展示資料館公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  5. ^ 尊い体験 福井県 佐々木 清左夫 平和祈念展示資料館公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  6. ^ ソ連抑留体験記 静岡県 林 順一 平和祈念展示資料館公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  7. ^ 石炭地下ガス化に関する基礎実験 - 室蘭工業大学 ○板倉賢一, 北海道大学 大賀光太郎, NPO地下資源イノベーションネットワーク 出口 剛太 uri-net.com、2012年10月24日閲覧。
  8. ^ 平成17 年 地球環境・プラント活性化事業等調査 「アングレン火力発電所近代化計画」(ウズベキスタン)報告書要約 東電設計株式会社、2012年10月24日閲覧。
  9. ^ About the Company uzbekenergo.uz、2012年10月24日閲覧。
  10. ^ Mineral and raw materials potential - Toshkent province uzinfoinvest.uz、2012年10月24日閲覧。
  11. ^ ウズベキスタンは褐炭を原料にしたディーゼル燃料合成工場を建設する予定 - 政治・経済定点観測レポート - ウズベキスタンNOW 第20号:2012年2月-2012年3月期 日ウ投資環境整備ネットワーク、2012年10月24日閲覧。
  12. ^ 平岡邁在ウズベキスタン共和国日本国特命全権大使の日本人墓地への墓参 在ウズベキスタン日本国大使館公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  13. ^ タシケント州アングレン市第14学校機材整備計画 - タシケント州アングレン市第14学校 外務省公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  14. ^ 2007年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 外務省公式サイト、2012年10月24日閲覧。
  15. ^ アングレン―パップ間鉄道新線建設計画 日本財団 図書館、2012年10月24日閲覧。
  16. ^ 平成9年度から平成23年度に実施したプロジェクト形成調査(分野別) - アジアハイウェイ7号線アングレン~パップ間道路における雪崩災害防止計画 国際建設技術協会、2012年10月24日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯41度01分00秒 東経70度08分37秒 / 北緯41.01667度 東経70.14361度 / 41.01667; 70.14361