アレックス・シャルク
アレックス・アドリアヌス・アントニウス・シャルク(Alex Adrianus Antonius Schalk、1992年8月7日 - )は、オランダ・ブレダ出身のプロサッカー選手。エールステ・ディヴィジ・ADOデン・ハーグ所属。ポジションはフォワード。 「シャルク」はドイツ語読みであり、よりオランダ語に近い発音は「スハルク」。 来歴地元クラブであるNACブレダの下部組織で育成され、その高い得点能力からドイツの名ストライカーであるゲルト・ミュラーのニックネーム「爆撃機」にちなんで「ブレダの爆撃機」(Der Bomber van Breda)と呼ばれた[1]。2011年5月1日、エールディヴィジ第33節のヘラクレス・アルメロ戦で、オメル・バイラムとの交代で85分から途中出場しトップチームデビューを飾った[2]。8月9日、NACブレダと2013年6月までの新契約を結んだ[3]。 2013-14シーズンはブレダで出場機会を失い、PSVアイントホーフェンに期限付き移籍しエールステ・ディヴィジのセカンドチーム(ヨングPSV)でプレーした。ヨングPSVでは16試合に出場し、6ゴールを決めた。2014年6月28日、エールディヴィジのゴー・アヘッド・イーグルスにフリー移籍し単年契約を結んだ。 2015年10月、スコティッシュ・プレミアシップのロス・カウンティFCに移籍[4]。2016年3月13日、スコティッシュリーグカップ決勝のハイバーニアンFC戦で2-1の勝利に導く決勝ゴールを決め、クラブ初のメジャータイトル獲得に大きく貢献した[5]。2017年4月16日、スコティッシュ・プレミアシップのセルティックFC戦で88分にPKを得て2-2の引き分けに持ち込んだが、セルティックFCのブレンダン・ロジャーズ監督はPKにつながったシーンについて「明らかなダイブ」であり「露骨な不正行為」であるとしてシャルクを激しく非難した[6][7]。後日、当該のシーンは「シミュレーション行為」に当たるとしてスコットランドサッカー協会のコンプライアンスオフィサーから2試合の出場停止処分を言い渡された[8]。 2018年7月、スイス2部・チャレンジリーグのセルヴェットFCに移籍。同シーズンの1部・スーパーリーグへの昇格に貢献し、2020-21シーズンには31試合で10得点を記録するなど主戦場のセンターフォワードや左ウィングとして4シーズンにわたってプレー。提携先の浦和レッズの欧州スカウトを務めるフェイエノールトのスカウトの目に留まり、2022年3月、浦和レッズへの完全移籍が決定した[9][10]。 2022年3月25日、浦和レッズへの完全移籍が発表された[11]。4月10日、味の素スタジアムで行われたJリーグ第8節FC東京戦で81分に小泉佳穂と代わって出場し、Jリーグデビューを果たした[12]。2022年4月18日、タイのブリーラムスタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグ2022グループステージMD2山東泰山戦、ハーフタイム明けから投入されると53分に加入後初ゴールを決めた。また、76分には直接フリーキックを決め、この試合2得点を挙げた[13]。しかし、リーグ戦では12試合出場と出番は少なく1年を通した活躍は無く、チームに貢献出来なかった。 2023年もリーグ戦7試合の出場のみで11月に契約満了が発表された。 2024年1月12日、ADOデン・ハーグと1年半契約を結び完全移籍[14]。 人物動物由来の食品を一切摂らないヴィーガンで、セルヴェットFC所属時の同僚だったガエル・クリシーの影響を受けて2020年頃より始めた。基本的にチームメートと同じ食事を摂るが、肉と魚は食べず、パスタなど炭水化物、プロテイン、豆腐、大豆を中心に野菜を多めに摂り、プロテインやシェークを追加する[15]。 個人成績
その他の国際公式戦
タイトルクラブ
脚注
関連項目外部リンク
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