アルフォンス・ミルヌ=エドワールアルフォンス・ミルヌ=エドワール(Alphonse Milne-Edwards、1835年10月13日 - 1900年4月21日)はフランスの鳥類学者、甲殻類学者、博物学者である。 人物パリで生まれた。父親は甲殻類の研究などでも知られる動物学者のアンリ・ミルヌ=エドワールである。医学を学んだ後、父親の助手として働いた。1865年にパリ高等薬学院(École de Pharmacie de Paris)の教授となり、1865年にパリ自然史博物館の鳥類学の教授となり、後に哺乳類・鳥類部門の長となった。化石鳥類や深海の生物を専門とし、1891年に、自然史博物館の館長となった。 1880年から行われた、トラヴァイエ号(Travailleur)によるビスケー湾の深海調査に参加した科学者の一人で、1880年に動物学の成果の報告書、"Travailleur, Compte rendu sommaire d'une exploration zoologique faite dans le Golfe de Gascogne a bord du navire de l'Etat le Travailleuran" を執筆した。その後もトラヴァイエ号とその後継のタリスマン号(Talisman)などによる各地の深海調査にかかわった。この功績で1884年にフランス地理学会((Société de Géographie, France)のゴールド・メダルを受賞した。 鳥類学の分野では化石鳥類に関する著作、"Recherches anatomiques et paléontologiques pour servir à l'histoire des oiseaux fossiles de la France" (quatre volumes, 1867-1872)やマダガスカルの鳥類に関する著作、"Recherches sur la faune ornithologique éteinte des îles Mascareignes et de Madagascar" (1866-1874)などで知られる。 動物学の分野でもアルマン・ダヴィドが記載したジャイアントパンダの分類を見直し、新属、ジャイアントパンダ属を作った。 1879年にフランス科学アカデミーの会員に選ばれ、1876年にロンドン動物学会の外国人会員、1885年にサンクトペテルブルクのロシア科学アカデミーの准会員に選ばれた。 著作
参考文献
外部リンク
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