アルタイ地区
アルタイ地区(アルタイちく、ウイグル語:ئالتاي ۋىلايىتى、中国語:阿勒泰地区)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州の最北部に位置する地区。アルタイ市に所在するアルタイ地区行署が管理する。 カザフ族、回族、ウイグル族、モンゴル族など少数民族が過半数の33.6万人を占める。アルタイはモンゴル語で金を意味し、実際に金を産出する。 地理東はアルタイ山脈を隔ててモンゴル国西部、北はロシア連邦シベリア連邦管区アルタイ共和国、西はカザフスタン共和国と接する。南は伊犁カザフ自治州のジュンガル盆地が広がる。河川(エルティシ川など)や湖沼(ウルングル湖など)が多く、新疆では別天地をなす。 行政区画1県級市・6県を管轄する。
年表阿山専区
アルタイ専区
新疆省イリ・カザフ自治州アルタイ専区
新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州アルタイ地区
経済水資源が豊富で、魚が年間5千トンも獲れる。草原は広く、家畜数は凡そ500万頭に上る。さらに森林資源や鉱産物も豊富である。地区の生産総額(GDP)は34.8億人民元(2001年)、対外輸出額は約5,000万米ドルであった。 観光観光資源は豊富で、A級以上の観光地が30地区ある。国家5A級が3地区、4A級が6地区ある。世界地質公園、国家地質公園はそれぞれ一つずつあり、国家級自然保護区3地区、国家湿地公園8地区、国家森林公園4カ所ある。特に、スキー場に最適な緯度でシーズン、雪質・雪量ともに最良で、気温や風速、湿度などスキーの条件が整っている。氷雪を楽しむ文化は長く、国際スキーリゾート開発などの重点地区とされている[3]。 脚注
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