アルシャン市(アルシャンし、モンゴル語:ᠷᠠᠰᠢᠶᠠᠨ
ᠬᠣᠲᠠ 転写:Rasiyan qota、中国語:阿尔山市)は中華人民共和国内モンゴル自治区ヒンガン盟に位置する県級市。
地理
アルシャン市はモンゴル自治区ヒンガン盟北部に位置する。大興安嶺山脈南麓に位置し、スキーが盛んな地域である。東はジャラントン市及びジャライド旗、南はホルチン右翼前旗、北は新バルグ左旗及びオロチョン自治旗、西はモンゴルと国境を接している。
火山、花崗岩の山、泉、火山湖、河川、亀甲状の溶岩堆積物が多数点在するため、2017年にユネスコ世界ジオパークに指定される[1]。
歴史
元来はホルチン右前旗の一部であったアルシャン市域は1992年10月にアルシャン経済開発区に指定され、1996年6月に県級市に昇格した。
行政区画
4ジュール・ゴドムジ(街道)、4バルガス(鎮)を管轄:
- 街道弁事処:林海街道、新城街道、温泉街道、ヤルス・ジュール・ゴドムジ(伊爾施街道)
- バルガス(鎮):天池鎮、白狼鎮、五岔溝鎮、明水河鎮
交通
中国とモンゴルの間の交通の要衝となっている。アジアハイウェイ計画では4号線の通過地点とされ、ユーラシア大陸を結ぶ大動脈として期待されている。
鉄道
アルシャン駅が1937年に建設された。ウランホト市・白城市と結ばれている。
現在は、ハイラル駅と鉄道で結ばれている。
脚注
外部リンク