アリストテレス協会

アリストテレス協会: Aristotelian Society)は、イギリスにおける哲学学会[1]アリストテレスの研究会ではなく[1][2][3]現代哲学分析哲学哲学者が主に所属する。

主な歴代会長にラッセルムーアホワイトヘッドW・D・ロス英語版ライルエアーオースティンポパーハートバーリンらがいる[1]

1880年4月19日、ロンドンブルームズベリー・スクエア英語版17番地で創設された[1]。発案者は化学者Alfred Senier[1]、会名命名者はヘーゲル学派の哲学者兼医師 J. Burns-Gibson[1]、初代会長は哲学者でウィリアム・ジェイムズの友人シャドワース・ホジソン英語版[4]。創設理念として、当時の著名な哲学者スペンサー大学哲学科の哲学に抗して、古代のアリストテレスのように、純粋に思索的な哲学に取り組むことが掲げられた[1]

学会誌『アリストテレス協会紀要』(Proceedings of the Aristotelian Society)を年3回、補遺を年1回刊行している[1]

類似団体にマインド協会英語版があり、合同学会も開催している[5]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 朴一功「〈資料紹介〉『アリストテレス協会紀要』(Procceedings of the Aristotelian Society)について」『書香:大谷大学図書館・博物館報』第28巻、大谷大学図書館・博物館、2011年、3-4頁、NAID 120006484091 
  2. ^ 堀江聡 (2023年10月12日). “小論文のための推薦図書―その13― 中畑正志『アリストテレスの哲学』 岩波新書1966、2023年3月”. 洋々LABO. 2024年3月2日閲覧。
  3. ^ 中畑正志『アリストテレスの哲学』岩波新書、2023年。224頁。
  4. ^ 大厩諒「ウィリアム・ジェイムズ『真理の意味「プラグマティズム」続編』訳解(1)」『文学部紀要 哲学』第62巻、中央大学文学部、2020年、54頁、NAID 120007162403 
  5. ^ 加地大介. “ニューズレターNo.4”. pssj.info. 日本科学哲学会. 2023年2月12日閲覧。

外部リンク