アラビアヒヨドリ
アラビアヒヨドリ(アラビア鵯、Pycnonotus xanthopygos)は、スズメ目ヒヨドリ科に属する鳥類。英名ではメグロヒヨドリ (Pycnonotus goiavier) と同じ Yellow-vented Bulbul の別名でも知られる[1]。 形態スズメより少し大きく、全長19cm[2](19-21cm)、翼開長26–31cm、体重31-43g[2]。雌雄同色。上面は灰褐色で、頭部が暗黒色。眼の周りに白いアイリングがある。下面は淡灰色で、下腹から下尾筒が淡黄色である。尾は長めで暗褐色。幼鳥は頭部が褐色で成鳥よりアイリングは不明瞭。 分布イスラエルやレバノンではヒヨドリ科で最も一般的な種である。トルコでは、主に地中海沿岸地域に生息するが、その範囲は西のカシュ (Kaş) に近い パタラ 、ゲレミシュ(Gelemiş) から東のターコルー (Türkoğlu) まで広がる[3]。繁殖個体群は、トルコ中南部からシリア、レバノン、ヨルダン西部、パレスチナ、シナイ半島およびアラビア半島の中南部まで見られる[2]。 生態果物農園、都市の庭などに留鳥として生息する。 巣は、細い小枝、草の茎、葉、苔による小さな碗形で、通常低木に造られ、細く刻まれた樹皮や細かい根で裏打ちされる。 寿命は8年とされる[2]。 参考文献
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