アヤンレ・スレイマン

アヤンレ・スレイマン
አያልነህ ሱሌይማን
Portal:陸上競技
2015年
選手情報
ジブチの旗 ジブチ
競技 陸上競技
種目 中距離走
生年月日 (1992-12-03) 1992年12月3日(32歳)
生誕地 ジブチ市
身長 182cm
体重 55kg
自己ベスト 800m:1分43秒63(2013年)
1500m:3分29秒58(2014年)
獲得メダル
男子陸上競技
ジブチの旗 ジブチ
世界選手権
2013 モスクワ 800m
世界室内選手権
2014 ソポト 1500 m
アフリカ選手権
2012 ポルトノボ 1500m
2014 マラケシュ 1500m
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アヤンレ・スレイマンアムハラ語:አያልነህ ሱሌይማን、ラテン文字表記:Ayanleh Souleiman、1992年12月3日 - )は、ジブチ陸上競技選手。ハッサン・アヤンレ(Hassan Ayanleh)としても知られる選手で、中距離走、特に1500mを専門とする。1500mの自己ベスト3分30秒31はジブチ記録であり、3000mの7分42秒22もジブチ記録である。

経歴

スレイマンが最初に国際大会で名を挙げたのは2009年フランス語圏競技大会で、1500mに出場し10位に入賞した。世界ユース選手権には3000mで出場したが、予選落ちであった。

2011年カタールドーハで開かれたパンアラブ競技大会に1500mで出場、3分34秒32をマークして優勝、ジブチに初めての同大会でのメダルをもたらした[1]。同年のアフリカ競技大会にも1500mで出場、6位入賞を果たした[2]

翌年には世界のトップレベルに名乗りを上げ、世界室内選手権の1500mで5位に入賞した[3]。主要な国際大会での初メダルも2012年にアフリカ選手権の1500mで銀メダルを獲得することで達成した[4]。しかし、メダル獲得が期待されたロンドンオリンピックには、怪我のため欠場した[5]

2013年2月、フランダース国際英語版で3000mに出場し、ジブチ記録7分39秒81を樹立して3位に入賞した[6]。同年6月にはスウェーデンの大会で800mのジブチ記録を更新している。

2013年8月、ロシアモスクワで開かれた世界選手権に800mで出場、エチオピアモハメド・アマンアメリカニック・シモンズ英語版に次ぐ銅メダルを獲得した[7]。世界選手権での銅メダル獲得はジブチ勢では初であり、翌2014年にはポーランドソポトで開催された世界室内選手権の1500mで金メダルを獲得し、初の金メダルをジブチにもたらした[8]

個人記録

種目 記録 備考
800m 1分43秒63 2013 NR
1500m 3分29秒58 2012 NR
1マイル 3分47秒32 2014 NR
3000m 7分42秒22 2012 NR
1500m室内 3分35秒2 2014 NR
3000m室内 7分39秒81 2013 NR

主な成績

大会 開催地 結果 種目 記録
ジブチの旗 ジブチ代表
2009 世界ユース選手権 イタリアの旗 イタリア ブレッサノーネ 17位(予選) 3000m 8:31.83
フランス語圏競技大会 レバノンの旗 レバノン ベイルート 10位 1500m 3:57.40
2011 アフリカジュニア選手権 ボツワナの旗 ボツワナ ハボローネ 11位(予選) 800m 1:51.78
9位 1500m 3:46.51
アフリカ競技大会 モザンビークの旗 モザンビーク マプト 6位 1500m 3:36.34
パンアラブ競技大会 カタールの旗 カタール ドーハ 1位 1500m 3:34.32
2012 世界室内選手権 トルコの旗 トルコ イスタンブール 5位 1500m 3:47.35
アフリカ選手権 ベナンの旗 ベナン ポルトノボ 2位 1500m 3:36.34
2013 世界選手権 ロシアの旗 ロシア モスクワ 3位 800m 1:43.76
11位(準決勝) 1500m 3:37.96
フランス語圏競技大会 フランスの旗 フランス ニース 1位 1500m 3:57.35
2014 世界室内選手権 ポーランドの旗 ポーランド ソポト 1位 1500m 3:37.52
アフリカ選手権 モロッコの旗 モロッコ マラケシュ 1位 1500m 3:42.49

脚注

  1. ^ Georgiotis, Vasileios (2011年12月21日). “Qatar's young guns shine in Doha – Arab Games report”. 2014年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  2. ^ All-Africa Games - Jeux Africains, Maputo (Mozambique) 11-15/9”. アフリカ陸上競技連盟 (2011年9月11日). 2013年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  3. ^ 2012 World Indoor Championships – 1500 Metres Men (final)”. 2012年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  4. ^ Watta, Evelyn (2012年7月2日). “Burundian teen Niyonsaba takes dramatic 800m title as Nigeria top medal table in Porto-Novo – African champs, Day 5”. IAAF. 2013年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  5. ^ Issa Awaleh. “The Olympic Medal Hopeful Ayanleh Souleiman Of Djibouti Will Skip London Due to Injury”. 2014年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  6. ^ Hendrix, Ivo (2013年2月10日). “Trost triumphs, Maslak and Gregan deny Borlee brothers home wins in Gent – UPDATED”. IAAF. 2013年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  7. ^ 800 Metres Result - 14th IAAF World Championships”. IAAF. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。
  8. ^ Nicola Bamford (2014年3月8日). “Report: men's 1500m final – Sopot 2014”. 2014年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月17日閲覧。

関連項目

外部リンク