マリア・アンナ・アマーリア・フォン・クールラント(Maria Anna Amalia von Kurland, 1653年6月12日 - 1711年6月16日)は、リヴォニアのクールラント公爵家の公女で、ヘッセン=カッセル方伯カールの妻。
生涯
クールラント公ヤーコプ・ケトラーとその妻でブランデンブルク選帝侯ゲオルク・ヴィルヘルムの娘であるルイーゼ・シャルロッテの間に生まれた。最初、母親同士が姉妹の従兄にあたるヘッセン=カッセル方伯ヴィルヘルム7世と婚約したが、ヴィルヘルムがグランド・ツアーの最中に19歳で急死したため、その弟で方伯家を継いだカールと結婚した。2人の結婚式は1673年5月21日にカッセルで執り行われた。
1699年、息子のマクシミリアンと共同でゼンゼンシュタイン城(Burg Sensenstein)を与えられた。死後はカッセルのザンクト・マルティン教会(Martinskirche)に葬られた。
子女
- ヴィルヘルム(1674年 - 1676年)
- カール(1675年 - 1677年)
- フリードリヒ(1676年 - 1751年) - ヘッセン=カッセル方伯、スウェーデン王
- クリスティアン(1677年)
- ゾフィー・シャルロッテ(1678年 - 1749年) - 1704年、メクレンブルク公フリードリヒ・ヴィルヘルム1世と結婚
- カール(1680年 - 1702年)
- ヴィルヘルム8世(1682年 - 1760年) - ヘッセン=カッセル方伯
- レオポルト(1684年 - 1704年)
- ルートヴィヒ(1686年 - 1786年)
- マリー・ルイーゼ(1688年 - 1765年) - 1709年、オラニエ公ヨハン・ウィレム・フリーゾと結婚
- マクシミリアン(1689年 - 1753年)
- ゲオルク(1691年 - 1755年)
- エレオノーレ(1694年)
- ヴィルヘルミーネ・シャルロッテ(1695年 - 1722年)
参考文献
- Christian Röth: Geschichte von Hessen S. 305
- Ulrich Schoenborn: Mit Herz und Verstand: Biographie und Lebenswelt der Töchter Herzog Jakobs von Kurland in Hessen-Homburg, Herford und Hessen-Kassel. Kovač, Hamburg 2010, ISBN 978-3-8300-4667-7 (nicht ausgewertet).