アフリディ (駆逐艦)
アフリディ (HMS Afridi, F07) はイギリス海軍の駆逐艦。トライバル級。 艦歴1936年6月9日にヴィッカース・アームストロング社ニューカッスル・オン・タイン造船所で起工。1937年6月8日に進水して1938年5月3日に就役した。 第二次世界大戦で「アフリディ」はノルウェー沖での作戦に参加。1940年5月、「アフリディ」はノルウェーのナムソスからの撤退作戦に参加した。4月29日に「アフリディ」は重巡洋艦「デヴォンシャー」、「ヨーク」、軽巡洋艦「モンカルム」、駆逐艦4隻および輸送船3隻とともにスカパ・フローから出撃した。出撃後、さらに駆逐艦4隻が加わった。計画では5月1日と2日の夜に部隊の収容を行う予定であったが、5月1日は霧のため実行できず、5月2日のみで行うこととなった。5月2日朝には軽巡洋艦「カーライル」も合流した。 5月2日、「カーライル」がナムソスに向かったのに続き、「アフリディ」も「ヨーク」、駆逐艦「ヌビアン」、3隻の輸送船と共にフィヨルドに入ってナムソスに向かった。ナムソスでは、「アフリディ」は輸送船への兵員の輸送を行い、最後に港に残された車両を破壊してナムソスを離れた。 収容作業は無事終了したが、帰路ドイツ軍機による攻撃が開始された。まず駆逐艦「ビゾン」が被弾した。「アフリディ」は駆逐艦「グレネード」、「インペリアル」と共に生存者の救助にあたり、それから「ビゾン」を砲撃で処分した。14時ごろ、今度は「アフリディ」がJu 87の攻撃で被弾した。2発の爆弾が命中した「アフリディ」は炎上して航行不能となり、沈没した。「グリフィン」と「インペリアル」により救助作業が行われたが、乗員52名に加え、ナムソスで収容した兵士や「ビゾン」の生存者の中にも死者が生じた。 参考文献
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