アッシュル・ダン3世(Ashur dan III、在位:紀元前772年 - 紀元前755年[1])は、古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王である。彼の時代も高官や軍人の勢力が強く、王権は制限されていた。たびたび疫病や反乱が起きたことが記録されている。彼の治世に日食が観測されたことがわかっており、これを基準として新アッシリア帝国時代の各王の治世期間が割り出されている。
^ abc“Limmu List (858-699 BCE)”. Livius.org (2020年9月24日). 2020年10月18日閲覧。 (リンム一覧(紀元前858~669年)(オランダの歴史学者ヨナ・レンダリングが開設するサイト「Livius.org」より))
^Budge, Annals Of The Kings Of Assyria (Routledge, 2013) p154. (『アッシリア王たちの年代記』(著:ウォーリス・バッジ、2013年、ラウトリッジ出版(英国))p.154より)
^E. A. Wallis Budge, Annals Of The Kings Of Assyria: The Cuneiform Texts With Translations, Transliterations From The Original Documents (Routledge, 30 Apr. 2007) p94. (『アッシリア王たちの年代記:楔形文字文書の翻訳文と、オリジナルの楔形文字文書』((著:ウォーリス・バッジ、2007年、ラウトリッジ出版(英国))p.94より)
^Rawlinson, Henry Creswicke, "The Assyrian Canon Verified by the Record of a Solar Eclipse, B.C. 763", The Athenaeum: Journal of Literature, Science and the Fine Arts, nr. 2064, 660-661 [18 May 1867]. (『紀元前763年の日食の記録によって確かめられたアッシリアの奉献文』(著:ヘンリー・ローリンソン、1867年、雑誌『アテナイオン』p.660-661に収録))