アキール・モリス
アキール・J・モリス(Akeel J. Morris, 1992年11月14日 - )は、アメリカ領ヴァージン諸島セント・トーマス島出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。アメリカ独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックス所属。 経歴プロ入りとメッツ時代2010年のMLBドラフト10巡目(全体302位)でニューヨーク・メッツから指名され、6月30日に契約。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプロデビュー。8試合(先発6試合)に登板して1勝1敗、防御率2.19、28奪三振の成績を残した。 2011年はアパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツでプレーし、11試合に先発登板して3勝2敗、防御率3.86、61奪三振の成績を残した。 2012年もルーキー級キングスポートでプレーし、11試合(先発6試合)に登板して0勝6敗2セーブ、防御率7.98、50奪三振の成績を残した。 2013年はA-級ブルックリン・サイクロンズでプレーし、14試合(先発3試合)に登板して4勝1敗1セーブ、防御率1.00、60奪三振の成績を残した。 2014年はA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、41試合に登板して4勝1敗16セーブ、防御率0.63、89奪三振の成績を残した。オフの11月20日にメッツとメジャー契約を結び[1]、40人枠入りを果たした。 2015年6月15日にメジャー初昇格を果たし[2]、17日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューした。同年はこの1試合のみの登板であり、0.2イニングで3安打3四球5失点と炎上。防御率67.50という数字でデビューイヤーを終えた。 2016年は傘下AA級ビンガムトン・メッツに所属し、22試合の登板で2勝2敗6セーブ、防御率4.62、WHIP1.38、奪三振率12.8を記録したが、メジャーでの登板機会はなかった。 ブレーブス時代2016年6月8日にケリー・ジョンソンとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[3]。ブレーブス移籍後もメジャーでの登板機会は与えられなかったが、マイナーのAA級ミシシッピ・ブレーブスでは、25試合のリリーフ登板で3勝1敗、防御率2.27、奪三振率12.6と見事なピッチングを見せた。マイナー2球団合計では47試合のリリーフ登板で、5勝3敗6セーブ、防御率3.25、WHIP1.36、奪三振率12.7という成績だった。一方、与四球率は5.5と高かった。 エンゼルス時代2018年4月2日に後日発表選手とのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[4]。8月15日にDFAとなり[5]、17日にマイナー契約で傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズへ配属された[4]。11月2日にFAとなった[6]。 独立リーグ時代2019年4月1日にアトランティックリーグのハイポイント・ロッカーズに入団した[7]。7月8日に同リーグのサザンメリーランド・ブルークラブスにトレードされた[4]が、12日にサザンメリーランドの選手として試合に出場する前に、同リーグのニューブリテン・ビーズにトレードされた[4]。11月6日にニューブリテン・ビーズの解散に伴う分配ドラフトで同リーグのロングアイランド・ダックスへ移籍した[4]。 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によりリーグが開催されなかったため、プレーする機会はなかった。 2021年もロングアイランド・ダックスと再契約し、2試合に先発登板して1勝を挙げた[8]。 ジャイアンツ傘下時代2021年6月19日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ[4]。オフの11月7日にFAとなった[4]。 独立リーグ時代2022年3月31日にロングアイランド・ダックスと契約した[9]。この年は24試合に登板し、6勝10敗、防御率5.65という成績を残した[8]。また、9月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のイギリス代表メンバーに選出された[10]。予選では第2戦のドイツ戦で先発。2回1/3を1失点と好投して勝ち星を挙げ、イギリス初の本選進出に貢献した[11]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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