アカコクジャク
アカコクジャク(赤小孔雀、Polyplectron inopinatum)は、鳥綱キジ目キジ科コクジャク属に分類される鳥類。 分布形態全長オス65センチメートル、メス46センチメートル[1]。翼長オス23-25.5センチメートル、メス17.5-19センチメートル[2]。頭頂の羽毛は伸長(冠羽)せず、顔は羽毛で被われる[2]。頭部や頸部、体下面の羽衣は灰黒色や暗褐色で[1]、頭部や頸部の羽毛には羽軸に沿って白い斑紋(軸斑)が入る[2]。体上面の羽衣は赤褐色[2]。 卵は長径5.3センチメートル、短径3.7センチメートル[2]。オスは尾羽の数が20枚[2]。体上面に青い眼状斑が入る[1][2]。メスは尾羽の数が18枚[2]。体上面に黒色斑が入る[1][2]。 生態標高900-2,000メートルにあるフタバガキ科からなる森林に生息する[1]。同所的に分布するエボシコクジャクとは、本種は高地に生息することで棲み分けを行っている[2]。 食性は不明だが、胃の内容物から昆虫やクモなどが発見された例がある[1]。 繁殖形態は卵生。野生下では倒木の間の巣が発見された例があり[2]、2月に雛が採集された例がある[1]。飼育下では3月に1回に2個の卵を産んだ例がある[1][2]。抱卵期間は19-22日[1]。 人間との関係生息数は安定しているか、やや減少傾向にあると考えられている[1]。1993年における飼育個体数は111羽[1]。 参考文献関連項目外部リンク
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