アオキコンゴウインコ
アオキコンゴウインコ (Ara glaucogularis) は、鳥綱インコ目ヨウム科コンゴウインコ属に分類される鳥類。 分布形態全長85センチメートル[4]。上面や腿・尾羽基部の下面(下尾筒)は緑青色、下面は橙黄色[4]。喉は青緑色[4]。 顔は白い皮膚が裸出し、暗青色の短い羽毛が縞状に生える[4]。虹彩は黄白色[4]。嘴は黒灰色で、基部はピンク色[4]。後肢は暗灰色[4]。 生態標高200 - 300メートルにある湿潤林、河川内にある主にヤシからなる疎林に生息する[4]。ペアもしくは5羽までの小規模な群れを形成して生活する[4]。夜間になると、ベニコンゴウインコやルリコンゴウインコなどの同属他種と休む[4]。 繁殖様式は卵生。8 - 11月に繁殖すると考えられ、ヤシ類や高木の樹洞・キツツキ類の古巣を利用する[4]。飼育下では、1回に2 - 3個の卵を産んだ例がある[4]。抱卵期間は26 - 28日[4]。雛は孵化してから、90 - 94日で巣立つ[4]。 人々との関係森林伐採や家畜・野焼きなどによる生息地の破壊、ペット用の採集などにより生息数は減少した[3][4]。オオハシ類やキツツキ類・コンゴウインコ類・コウモリ類・ミツバチ類との営巣場所を巡る競合による影響も、懸念されている[3]。1970 - 1980年代に生息数が激減したが、以降は生息数は漸増傾向にあり2018年の時点では生息数は安定していると考えられている[3]。1981年に、インコ目単位でワシントン条約附属書IIに掲載された[2]。1983年にワシントン条約附属書Iに掲載されている[2][4]。ボリビアでは法的に保護の対象とされているが、密猟・密売されることもある[4]。1980年代における生息数は500 - 1,000羽、1992年における生息数は100羽、1994年における生息数は54羽以上と推定されている[4]。2007年における生息数は、250 - 300羽と推定されている[3]。 出典
関連項目 |