アイ・アム・デビッド
『アイ・アム・デビッド』(I Am David)は、2003年のアメリカ合衆国の映画。デビッドという名前しか持たない少年が、母を求めて旅をする物語。 概要監督と脚本を担当したのは新人のポール・フェイグ。原作は1963年に出版され、デンマークでベストセラーしたアン・ホルムの同名小説である。元の英語表記は『North to Freedom』。本国のデンマークでは多くの文学賞を受賞し、教科書にも載るほどの人気を誇った。 原作はアメリカでは「冒険児童小説の傑作」と高評価されている。 主人公の少年はブルガリアの収容所を抜け出した後ギリシャの港・サロニカへと旅立ち、そこからイタリア行の船に乗り、イタリアからデンマークまでひたすら北を目指す。 ストーリー第二次大戦後、戦争が終結してもなお共産主義が周辺諸国に圧力をかけている時代。家族バラバラに引き離された少年デビッドは、収容所で強制労働を課せられ、幸せな人間の暮らしとは程遠い惨めな生活を送っていた。死を望んでいたデビッドだったが、ヨハンと名乗る男がデビッドに生きることの大切さを教える。しかし、ヨハンはデビッドを守るため死んでしまった。亡きヨハンのため、デビッドは生き続けることを固く決意する。そしてある日、デビッドは収容所の関係者に収容所から脱出するよう秘密裏に指示され、封書として渡された自分の身分証明書を持って収容所を脱出する。デビッドは国境を越え、できるだけ人目を避けながら指示された通りデンマークへと意味もわからず向かう。様々な出会いと共に幾度の苦難を乗り越え、ある日デビッドはソフィーと名乗るスイスで孤独に暮らしている老女と出会う。そしてデビッドはソフィーといるうちに、偶然母が出版した本を発見する。母は家族と引き離された後、デンマークで生活していたという。それを知ったデビッドは、この旅の本当の意味を知り、ソフィーの力を借りて母に会うために飛行機でデンマークへ行く。飛行機が到着した場所にはデビッドの母が待っており、ここでデビッドと彼の母親は感動の再会を果たした。 キャスト※括弧内は日本語吹替
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