やまぎり型練習艦
やまぎり型練習艦(やまぎりがたれんしゅうかん、英語: Yamagiri-class training ships)は、海上自衛隊が運用していた練習艦の艦級。 あさぎり型護衛艦の初期建造艦2隻を練習艦に種別変更したものだが、2隻とも再度種別変更して護衛艦籍に復帰したため、現在は練習艦としては運用されていない。 概要たかなみ型護衛艦の増勢に伴う旧型護衛艦の護衛隊群からの転用に際し、あさぎり型護衛艦の初期建造艦2隻を前級はつゆき型護衛艦の後期建造艦に先んじて種別変更したものであり、ハンガー内に講堂を設置した以外は基本的に護衛艦時代と変わらない装備を備えていた。はつゆき型最終艦のしまゆきと合わせ、艦齢20年に満たない第一線での展開も可能な艦のみで練習艦隊を構成し、最新の艦隊運用に即した訓練を可能とした。 任務の増加や、予算不足で護衛艦の更新が遅れる等の事情により護衛艦隊側の艦数が不足し、老朽化し退役対象となるはつゆき型護衛艦を練習艦に転用しそれと入れ替わるかたちで、2011年に「やまぎり」、2012年に「あさぎり」が護衛艦籍に復帰したため、2020年現在では該当する艦は存在しなくなっている。 同型艦
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