固有名のSitula[2][3]は、ラテン語で「バケツ」を意味する言葉を由来とする[2]。これは、ルネサンス期にアラビア語でみずがめ座を指していた「井戸の釣瓶」を意味する al-dalw の訳語として充てられたものが、κ星の名称として使われるようになったものである[2]。アラビアのアステリズムでの al-dalw は本来ペガススの四辺形のことであったが、後にギリシャと同じく今のみずがめ座を指すようになった[2]。2016年9月12日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Situla をκ星の固有名として正式に承認した[3]。
^ abcAlves-Brito, A.; Meléndez, J.; Asplund, M.; Ramírez, I.; Yong, D. (2010). “Chemical similarities between Galactic bulge and local thick disk red giants: O, Na, Mg, Al, Si, Ca, and Ti”. Astronomy and Astrophysics513: A35. doi:10.1051/0004-6361/200913444. ISSN0004-6361.