『まひる野』(まひるの)は、渡辺淳一の小説。産経新聞朝刊紙上にて1974年~1975年に連載、単行本は1977年に新潮社から初出版、後に文庫化。本項目では、同作を原作としたテレビドラマについても記述する。
概要・あらすじ
辻村多紀は、父亡き後に京都・祇園の京扇子屋の老舗「辻村」を一人で、社長として経営していた。本当は、多紀は弟の隆彦に店を継いでもらいたかったが、隆彦は多紀を困らせている放蕩者だった。そんな時、隆彦は東京で学生運動の内ゲバ事件を起こし、対立するセクトの学生にケガを負わせてしまう。その後その学生は亡くなり、隆彦は警察に追われる身となる。そしてその亡くなった学生は、医大教授の柚木洋文の息子だった。多紀は柚木の家へ弔問に訪れるが・・・。多紀と、多紀の弟に息子を殺された柚木との道ならぬ恋が中心として物語が展開する[1][2]。
テレビドラマ
フジテレビ系列の『土曜劇場』(毎週土曜21:00 - 21:54)の枠で、1977年9月24日から1978年1月28日まで放送。全18回。
キャスト
スタッフ
- 原作:渡辺淳一
- プロデューサー:森開逞次、青村暿一
- 脚本:石松愛弘
- 演出:森開逞次(第1話~11話、13話、14話、17話、18話)、福本義人(第12話、15話、16話)
- 音楽:木下忠司
- 制作主任:関口静夫
- 撮影技術:青木久一、原田伸夫
- カメラ:関吉一
- 照明:高羽昇
- 美術デザイン:橋本潔
- 方言指導:西口紀代子
- 制作協力:生田スタジオ
- 制作:テレパック、フジテレビ
フジテレビ系 土曜劇場 |
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まひる野 (1977.9.24 - 1978.1.28)
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脚注