とりいかずよしファミリー劇場
『とりいかずよしファミリー劇場』(とりいかずよしファミリーげきじょう)は、とりいかずよしによる日本の漫画の連作シリーズ。『別冊コロコロコミック』(小学館)において、1984年4月号から同年10月号にかけて隔月で掲載された。ギャグ漫画作家のイメージの強いとりいが、家族と家庭愛をテーマとして描いた作品群である[1]。単行本化は行われていない。 とりいが『コロコロ』以前に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で漫画を連載していた頃、ギャグ漫画の一方で描いた読み切りの人情漫画が好評で、とりい自身も手応えを感じたことから、とりいが『コロコロ』編集部に持ちかける形で掲載の運びとなった[2]。 核家族化の進行によって家族のあり方が変わりつつあった1980年代において、家族の意味を改めて見つめ直すことを狙った作品群であり、ギャグタッチの中に涙と感動、家族だからこそ気づきにくい存在の大切さ、切れない絆が描かれている[1]。大人のコロコロこと『熱血!!コロコロ伝説』刊行に際しては、かつてとりいの漫画の読者たちだった世代に向けての応援歌として、家族を描いた従来作品に対し、これから家族になるかもしれない男女を描いた新作「とりいかずよしファミリー劇場2007」が書き下ろされた[1][3]。 下記の作品群のほか、これらのルーツといえる作品として、『週刊少年ジャンプ』1975年14号などに愛読者賞チャレンジ作品として掲載された『にいちゃん』『とうちゃん』がある[1]。 作品一覧
脚注
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