せと観光ボート(せとかんこうボート)は、高速船を運航する海運会社である。1999年から2011年にかけて、他社の廃止航路を代替する形で定期航路を運航したが、2023年現在、定期航路からは撤退している。
会社概要
かつて運航していた航路
2011年8月21日まで一般旅客定期航路を運航していた[2]が、撤退し、海上タクシーなどの運航に事業を縮小した。すべて旅客船(高速船)による運航である。
- 瀬戸内海汽船と昭和海運による三原・今治国道フェリーの廃止を受けて開設された。
- 1999年3月1日運航開始[3]、2007年1月20日運航休止。
- 山陽商船・広今あきなだ高速の(広島・呉 -) 大長 - 今治航路の廃止を受けて開設された。
- 2008年11月20日、下記の航路に変更。
- 豊島大橋開通に伴い航路の存廃が取りざたされていたが、本州本土側の発着港を、JR呉線の駅が近い川尻港に移して乗客増を図っていた。2010年12月1日、下記の航路に変更[4]。
- 広島市方面への連絡が容易なJR呉線の呉駅に近い呉中央桟橋を発着港に変更した[4]。
- 2011年3月23日をもって、呉中央桟橋 - 豊島港(豊島)間の運航を廃止した[1]。
- 定期航路の最終形態。2011年3月24日から2011年8月21日まで運航を行った[1][2]。
船舶
- 1997年竣工、10総トン、旅客定員12名
- 1999年3月1日、三原 - 今治航路に就航。
- 1999年7月13日竣工、大本造船建造。
- 14総トン、全長14.9m、幅3.1m、深さ1.5m、ディーゼル2基、機関出力820ps、航海速力35ノット、旅客定員12名
- 「スーパーせと」に代わって三原 - 今治航路に就航。
- 引退後、大生汽船に売船、「みしま8号」として就航。
- 2003年竣工、瀬戸内クラフト建造。
- 18.00総トン、全長17.00m、幅3.70m、深さ1.70m、いすゞ UM6HE1TCY×2基、機関出力265kW×2、最大速力30.20ノット、旅客定員43名
- 2010年竣工、大本造船建造。
- 19総トン、全長17.97m、全幅3.99m、機関出力420PS×2、航海速力21ノット、旅客定員67名
脚注
外部リンク