しし座ガンマ星
しし座γ星は、しし座の恒星にある2等星で、γ1星とγ2星からなる連星である。固有名はアルギエバ[5](Algieba[7])。 概要橙色の巨星である主星と黄色巨星の伴星からなる実視連星(二重星)であり、その美しさと小規模の天体望遠鏡でも手軽に観測できることから、天文家たちにも人気の高い恒星である。 現在は約5秒離れており[3][2](1秒は約40天文単位に相当)、軌道長半径4.24秒・離心率0.84の細長い楕円軌道を510年周期で公転している[2]。 また、しし座流星群の放射点が近いことでも知られる。 名称固有名のアルギエバ[5]またはアルジェバ[12](Algieba[6][7][1]) は、アラビア語で「額(ひたい)」を意味する الجبهة (al-jabha) に由来する[6]。これは元々、同じしし座のレグルス、η星、この星、ζ星で構成する月宿に付けられた名前であった[6]。2016年7月20日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Algieba をしし座γ1星(= しし座γ星A)の固有名として正式に承認した[7]。 アルゲイバ[5](Algeiba[13])、Al Gieba[14]ともいわれる。 惑星系2009年11月6日にしし座γ1星に太陽系外惑星しし座γ星bが発見された[2]。
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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