さそり座デルタ星
概要通常のB型の恒星と考えられていたが、2000年6月頃に増光し、そのスペクトルがBe星のものへと変貌したことが観測された[7]。Be星の中でも爆発型変光星のカシオペヤ座γ型変光星であると考えられている[7]。その後も増減光を繰り返し、2011年には再び1.6等まで増光した[8]。2016年1月には0.8等まで増光したという観測報告も出されたが[9]、他の天文台では観測されておらず、誤りである可能性が高い[10]。 さそり─ケンタウルス運動星団及びその中の散開星団Cr302のメンバーである。 名称学名はδ Scorpii(略称はδ Sco)。固有名ジュバ[2][8] (Dschubba[3][4]) は、「サソリのひたい」を意味するアラビア語: جبهة العقرب jabhat al-ʿaqrab に由来する[3]。2016年8月21日に国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Dschubba をさそり座δ星の固有名として正式に承認した[4]。 脚注注釈出典
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