くるみ割り人形 (2009年の映画)
『くるみ割り人形』(くるみわりにんぎょう、The Nutcracker in 3D, DVD題: The Nutcracker: The Untold Story)は2009年のハンガリー・イギリスの3Dファンタジー映画。 監督はアンドレイ・コンチャロフスキー、出演はエル・ファニングとチャーリー・ロウなど。 チャイコフスキーのバレエ音楽『くるみ割り人形』および、E.T.A.ホフマンのメルヒェン作品『くるみ割り人形とねずみの王様』を原案としている。 ストーリー1920年ころのウィーンの町のクリスマスイブ。マリーとマックスの マリーは父母を引きとめられず悲しむ。アルバート伯父はマリーとマックスに大きな人形の家をプレゼントする。家にはチンパンジーの”ゲルガード”、太ったピエロの”ティンカー”、少年ドラマーの”スティックス”の3つの人形が住んでいて、外のハンドルをまわすと明りが点いて、音楽がなり、人形たちが アルバート伯父はもう1つのプレゼント、くるみ割り人形の"NC"をプレゼントする。NCはある町で マリーがふと目をさますと、NCが急にしゃべり出す。NCにたのまれて戸だなの上にのせると、NCは飛びおり、マリーと同じ大きさになって一人で動けるようになった。NCは応接間の人形の家に向かおうとする。マリーは キャストカッコ内は日本語吹替
製作構想監督のアンドレイ・コンチャロフスキーは、20年以上にわたる自分の「夢のプロジェクト」だと語った[3]。コンチャロフスキーは、「原作の幻想的な性質を上手く伝え、CGIのキャラクターの感情を取り込み、家族の観客に訴えるために有用」であるために3Dでの映画化を決めた[4]。また彼はバレエは映画では上手く働かない」という理由からバレエのシーン無しで映画化する道を選んだ[4]。 撮影2007年5月に第60回カンヌ国際映画祭で告知され、同年夏にハンガリーのブダペストなどで撮影された[5]。 公開2009年2月5日にヨーロッパ映画マーケットで初上映された。2010年11月24日にカナダのモントリオールとアメリカ合衆国の一部劇場で公開された。2011年1月1日にはエストニアとロシアで公開された。日本では劇場公開されずに2012年11月12日にDVDが発売された[6]。 興行収入9000万ドルの製作費がかけられたが、全世界での興行収入は1617万8959に終わった[2]。 批評家の反応Rotten Tomatoesでは29件の批評家レビューで支持率は0%であった[7]。またMetacriticでは18の媒体で18/100となり、さらに同サイトで「2010年最低の限定公開映画」とされた[8][9]。 受賞とノミネート
出演
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