2007年6月25日から29日にギリシアのサントリーニ島で開催されたExtreme Solar Systems conferenceで Reffert らは、「視線速度の変化から、ぎょしゃ座ι星には、互いに2:1の軌道共鳴の関係にある2つの褐色矮星が伴星として存在している」という説を発表した[5]。これら2つの伴星は約2年と4年の軌道周期を持つとされた。最低質量は得られておらず、今までのところその存在は確認されていない。これまで天体の存在は検出されていないが、767日と1586日の周期で起きる明瞭な視線速度の変化が検出されている[6]。
^ abcHarper, Graham M. (1992). “The outer atmospheres of the ‘hybrid’ bright giants: the chromospheres of α TrA (K4 II), ι AUR (K3 II), γ Aql (K3 II) and θ Her (K1 II)”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society256 (1): 37-64. Bibcode: 1992MNRAS.256...37H. doi:10.1093/mnras/256.1.37. ISSN0035-8711.
^ abPaul Kunitzsch; Tim Smart (2006). “Appendix”. A Dictionary of Modern star Names: A Short Guide to 254 Star Names and Their Derivations (2 ed.). Sky Publishing. p. 62