『かまいたちの夜 輪廻彩声』(かまいたちのよる りんねさいせい)は、5pb.より2017年2月16日に発売されたPlayStation Vita[1]用ゲームソフト。
2018年2月23日にWindows PC版が発売。2018年11月30日にはDMM.comのDMM GAME PLAYER専用版も配信開始。
概要
1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売されたチュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)のサウンドノベル『かまいたちの夜』[2]を5pb.がリメイクした作品。雪山のペンションを舞台に起こる殺人事件を描いた「ミステリー編」を基本に、選択肢を選ぶことで様々な物語が展開する。
原作の内容については『かまいたちの夜』を参照。本項ではリメイクで追加・変更された要素を主に解説する。
追加シナリオ
- 『悪霊編』→『オカルト編』。
- 『不思議のペンション編』→『迷宮編』。
- 『悪霊編』→『オカルト編』。
- 『ミステリー編』の犠牲者2人解決エンディング「終」、スタッフロール有り(SFC版仕様)。
- 『ちょっとエッチなかまいたちの夜』キャラクターグラフィック無し、新声優で再収録。
- 『かまいたちの夜 A Novel』追加。[3]。
- 『辺獄の真理編』追加(竜騎士07担当)[4]。
追加要素
- 声優追加。
- オープニングテーマ曲&オープニングムービー追加(Vita版とWindows版と別々)。
- 犯人指名時、『ジェニー(猫)』対応追加。
- 『CG』『音楽』『選択肢』『シナリオの収集率』『読了率』などの記録機能。
- Vita版限定、トロフィー対応。
- Windows版限定、漢字入力対応。
変更点
- 主人公名&ヒロイン名 - 『透/真理』に固定された。
- キャラクターグラフィック『シルエット』→『イラスト』。
声優
音楽
音楽は原作の楽曲がほぼそのまま使用されている。本作新規のオープニングテーマとオープニングムービーが追加されているが、PS Vita版とWindows版でそれぞれ異なる楽曲・ムービーとなっている。
- PS Vita版オープニングテーマ[5]
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- HAKU-GIN
- 歌 - エラバレシ、作詞・作曲 - 志倉千代丸、編曲 - 水島康貴
- Windows版オープニングテーマ
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- 廻雪の詠
- 歌 - 霜月はるか、作詞・作曲・編曲 - 西坂恭平
スタッフ
- シナリオ:我孫子武丸
- 追加シナリオ:竜騎士07
- 製作進行:本堂智行
- 企画:玉野順也、エスチュアリウム
- キャラクターデザイン原画:有葉
- ディレクター:新川知
- プログラム:仲山裕昭
- スクリプト:にょ、新川知
- 企画協力:高野正道
- システムグラフィック:ことるり。
- グラフィックチーフ:たけお
- グラフィック:さんぼんづの、みどりざめ、狛、夜桜葉月、YOU、砂丘太、ささくまきょうた、珠梨やすゆき、羽鳥ぴよこ、みわべさくら、たまかけ、星クズの夜、桃飴こもも、Studio Fuji、工画堂スタジオ、清島ゆう子、原田吉郎中井一郎、結月雪夢、熊丸大介、球野貴裕、株式会社アストロビジョン
- 背景:中村歩、Studio Fuji、吉田誠治、絹原千広
- 撮影:Julie Watai(株式会社カフナロック)
- 撮影協力:小田雅之、玉野順也、本堂智行、ペンション&コテージ クヌルプ(長野県白馬村)、白馬五竜観光協会(長野県白馬村)
- タイトルロゴデザイン:ネミ
- 音楽:加藤恒太、中嶋康二郎
- 音楽アレンジ:阿保剛
- 音響監督:吉戸正樹
- 音声収録:鬼沢仁之介
- 音声編集:河野健祐、東郷郁也、山中健司、加峯廣一、一戸良平
- 録音制作進行:工藤由梨
- 音響制作:株式会社ブレイブハーツ
- オープニングムービー:プリズムビジョン株式会社
- 広報/宣伝/営業:高橋徹、森田恭司、朝倉千絵美、西條雅孝
- スペシャルサンクス:榎本覚
- ディレクター/アシスタントプロデューサー:柴田太郎
- プロデューサー:市川和弘、細田邦治、細田貴昭
- ゼネラルプロデューサー:三舛啓
- エグゼクティヴプロデューサー:志倉千代丸
- 監修・開発協力:株式会社スパイク・チュンソフト
- 制作:有限会社レジスタ
- 発売/販売元:株式会社MAGES.
反響
本作が初公開されたファミ通.comの記事「【先出し週刊ファミ通】『かまいたちの夜』なのに“影”じゃない!? 挑戦的な新作『かまいたちの夜 輪廻彩声』を独占スクープ(2016年11月17日発売号)」は同サイトの週刊PVランキングで1位になった[6]。
エグゼクティヴプロデューサーを務める志倉千代丸は、「発売前は賛否両論ありましたが、購入した方からはおおむね好評でした」とコメントしている[7]。
出典
外部リンク