おかしなおかしな大冒険
『おかしなおかしな大冒険』(おかしなおかしなだいぼうけん、Le Magnifique)は1973年のフランス、イタリアのコメディ映画。 概要とある小説家の、作中人物になって活躍するという妄想と現実の出来事を同時進行で描いたコメディ。 『カトマンズの男』以来となる、フィリップ・ド・ブロカ監督とジャン=ポール・ベルモンドが4度目のタッグを組んだ作品。 作中小説の舞台であるメキシコで、かなり大掛かりなロケ撮影が行われている。また、007シリーズのパロディが随所にみられる。 日本国内では劇場公開、テレビ放送はあったものの、ソフト化は行われていない(2019年現在)。 ストーリーフランソワ・メルランは、スパイ小説「ボブシリーズ」で人気の冒険作家。だがその正体は、自作の主人公である凄腕秘密諜報員ボブ・セント・クレアになった妄想をもとに執筆している、妻と息子に出て行かれ安アパートに住むしがない中年作家であった。 ある日、フランソワは同じアパートに住む真面目な女子大生クリスティーヌと知り合う。彼女はフランソワの小説に興味を持ち、論文のテーマを「ボブシリーズはなぜ大衆に人気なのか」に決める。一方、クリスティーヌの美しさに一目ぼれしたフランソワは、自身の小説(妄想)に、彼女をメキシコ諜報部の連絡員ですばらしい美女タチアナとして登場させて、更に、いけすかない出版社の編集者シャロンをボブとタチアナの命を狙うカルポフとして登場させる。 そして、現実と妄想の世界が同時に動きだす…。 キャスト
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