おおきく振りかぶって ホントのエースになれるかも
『おおきく振りかぶって ホントのエースになれるかも』(おおきくふりかぶって ホントのエースになれるかも)は、漫画『おおきく振りかぶって』のニンテンドーDSゲーム化作品。ガイズウェアが開発しマーベラスエンターテイメントより2007年12月13日に発売。初回特典にはDS専用ユニフォーム型オリジナルクリーナーが付属。 概要東京ゲームショウ2007の出展作品。会場ではゲームのプロモーション活動として代永翼、中村悠一、下野紘によるトークショーが行われた。また、キャンペーンボーイには代永翼と中村悠一が起用され、公式ホームページや公式提携雑誌である『B's-LOG』にてインタビューやゲームのプレイを交えたレポートを行った。前述の「おおきく振りかぶって 〜オレらの夏は終わらない」の発売を記念し、会場で配布されたオリジナルカードの絵柄を用いた壁紙が配布されている。 主人公の三橋廉を通じ、部員達との親睦を深め、試合に勝利していくことが目的のコミュニケーション型シミュレーションゲームであるが、メーカーのゲーム説明とは裏腹に、男性キャラクターを中心としたキャラクターゲーム要素が強いのが特徴。このため篠岡千代、百枝まりあなど主要な女性キャラには信頼度などのパラメータ・個別イベント・個別キャラクターED・キャラクターボイスが存在しない。これに対し、浜田良郎は試合に登場しないにもかかわらず、メインキャラクターの1人として扱われている。 ゲームシナリオは、中盤まではTVアニメ・原作漫画のシナリオをベースにしており、それにゲームオリジナルのエピソードを追加したものとなっている。後半からはキャラクターの日常生活を描くエピソード集となっており、桐青との試合までが描かれている。 システム基本的に部員たちとの交流を行う会話パートを主軸とし、ミニゲームによってパラメータを上昇させる部活パートが組み合わされて構成されている。 打力・体力・守備力の3つの要素からなる各部員のパラメータおよび主人公との信頼度が試合の結果に大きな影響を及ぼす。パラメータは先のとおりミニゲームによって上昇し、信頼度は会話や試合、ミニゲームにより上昇する。11人の部員達および応援団長との信頼度を上昇させ試合に勝利して行き、彼らとのイベントやCGを鑑賞することが主な目的となる。また、最終的にもっとも高い信頼度を持つキャラクターとの個別エンディングを迎え、そのキャラクターのシステムボイスを獲得することができる。攻略可能なキャラクターは三橋・阿部・花井・田島・栄口・水谷・泉・沖・巣山・西広・浜田の11人である。 1週間のタイムシフト制で進行される。三橋は月曜日から土曜日までの間を学校で過ごし、日曜日に練習試合を行うことになる。ここで敗退した場合にはゲームオーバーとなってしまう。また、テスト期間では、野球のかわりに学力テストが行われる。ミニゲームとして選択式の学力クイズが発生し、合格点が取れなかった場合にもゲームオーバーとなる。 ギャラリーゲーム中において獲得したキャラクターボイス、イベントCG、イベントの回想、音楽の再生が行えるコレクションモード。
一日の構成月曜日 - 土曜日
日曜日他校との練習試合を行う。テキストを読み進めながら進行し、途中で複数発生するミニゲームによって試合の結果が決まる。全てのミニゲームをクリアしなければその時点でゲームオーバーとなる。
ゲーム雑誌における評価ゲーム雑誌『週刊ファミ通』においては、野球の要素をないがしろにしたゲーム構成であり、システムの不備、シナリオの粗さ、操作性の劣悪さが指摘され酷評された。 その一方で、女性向けゲーム雑誌『電撃Girl's Style』『B's-LOG』においては、男性部員達との会話を楽しめる点、多数の男性声優の声が聞ける点が評価された。公式提携雑誌である『B's-LOG』においては乙女ゲーの一種として紹介されている。このようにゲームに対して求める内容によって、大きく評価が分かれる作品となっている。 スタッフ
出典・参考文献書籍
Webサイト
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