『いつかの夢のゆくところ』(いつかのゆめのゆくところ)とは、日本のシンガーソングライターeddaの2作目のフル・アルバム。2020年2月19日にColourful Recordsより発売。
概要
前作『からくり時計とタングの街』より約1年3か月ぶりのリリース[2][3][4]。
本作は「忘れられた夢の集まる館」を舞台とした作品で、配信限定シングルとして3か月連続でリリースされた楽曲を含むを全11曲を収録。初回限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤に付属のDVDには多数のクリエイターと共同制作した短編アニメーション作品を収録している[2][3][4]。
収録内容
CD# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「こもりうた」 | edda | edda | 半田彬倫 | |
2. | 「夢日記」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
3. | 「ポルターガイスト」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
4. | 「時をかけ飽きた少女」 | 郷拓郎 | 郷拓郎 | detune. | |
5. | 「Alice in...」 | edda | edda | 齋藤優輝 | |
6. | 「イマジナリーフレンド」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
7. | 「ルンペル」 | edda・ミワコウダイ | edda・ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
8. | 「戯曲」 | edda | ミワコウダイ | ミワコウダイ | |
9. | 「雨の街」 | edda | ミワコウダイ | detune. | |
10. | 「リブート」 | edda | edda | 湯浅篤 | |
11. | 「バク」 | edda | edda | ササノマリイ | |
合計時間: | |
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DVD# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | クリエイター |
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1. | 「雨の街」(Short Movie) | | | しばたたかひろ (アニメーション監督) |
2. | 「ポルターガイスト」(Short Movie) | | | ギブミ〜!トモタカ (アニメーション監督) |
3. | 「イマジナリーフレンド」(Short Movie) | | | イケガミヨリユキ (イラスト) 田中涼子 (アニメーション監督) |
4. | 「時をかけ飽きた少女」(Music Video) | | | 若林萌 (アニメーション監督) |
曲の解説
- こもりうた
- 本作の流れ(後述)における、夢の導入にあたる楽曲[5]。
- 夢日記
- 原型は2013年から2014年までに存在しており、当初は「夢日記をつけていくなかで、頭がおかしくなっていく」という楽曲だった[5]。
- ポルターガイスト
- 3ヶ月連続リリースの第2弾配信シングル[6]。
- 時をかけ飽きた少女
- Alice in...
- eddaが好んでいる『不思議の国のアリス』を題材とした楽曲で、メロディや歌詞よりも先に拍子が決められた[7]。
- イマジナリーフレンド
- 3ヶ月連続リリースの第3弾配信シングル[8]。
- ルンペル
- 戯曲
- 「マシーンが作る戯曲どおりに人々が生活している世界」を舞台とした楽曲[5]。
- 雨の街
- 3ヶ月連続リリースの第1弾配信シングル[9]。
- リブート
- バク
- 本作の位置づけについて、「“こもりうた”という導入から始まり、すべての夢が最終的に“バク”のもとに集まって、そこで温かく保管されているという流れ」と語っている[5]。
- 本作の発売に先駆け、2月12日に先行配信された。また若林萌が制作した全編アニメーションのミュージック・ビデオが存在するが[10]、本作のDVDには未収録となっている。
脚注