いっかくじゅう座X-1 Monocerotis X-1
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仮符号・別名
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いっかくじゅう座V616星 A0620-00[1]
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星座
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いっかくじゅう座
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見かけの等級 (mv)
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11.2
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変光星型
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X線新星
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分類
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A: ブラックホール B: K型主系列星 C: コンパクト星?
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軌道の種類
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周回軌道
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位置 元期:J2000.0
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赤経 (RA, α)
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06h 22m 44.5423857312s[2]
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赤緯 (Dec, δ)
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−00° 20′ 44.290460544″[2]
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赤方偏移
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-0.000017[3]
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視線速度 (Rv)
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-5.0 km/s[3]
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固有運動 (μ)
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赤経: -0.439 ミリ秒/年[2] 赤緯: -5.138 ミリ秒/年[2]
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年周視差 (π)
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0.6969 ± 0.1168ミリ秒[2] (誤差16.8%)
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距離
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約 4700 光年[注 1] (約 1400 パーセク[注 1])
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軌道要素と性質
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公転周期 (P)
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7.75 時間
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物理的性質
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質量
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A: 11.0 ± 1.9 M☉A0620-00[1] B: 0.5 M☉[4] C: 3~5M☉[4]
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スペクトル分類
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A: ブラックホール B: K3V-K7V[3] C: ?
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色指数 (B-V)
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0.60[3]
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色指数 (U-B)
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-0.80[3]
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他のカタログでの名称
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Mon X-1, いっかくじゅう座V616星, 1A 0620-00, 3A 0620-003, 1XRS 06201-003, 2S 0620-003, SBC9 396, INTREF 297, AAVSO 0617-00, 1917年いっかくじゅう座新星, 1975年いっかくじゅう座新星
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■Template (■ノート ■解説) ■Project
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いっかくじゅう座X-1(Monocerotis X-1、Mon X-1)は、太陽系から約4,700光年離れた場所にある連星である[3]。
概要
いっかくじゅう座X-1は、ブラックホールを含む3連星であると考えられている。2022年に約1600光年の距離にあるブラックホールを発見されるまでは、既知のブラックホールの中で最も太陽系に近い位置にあった。
いっかくじゅう座X-1は、主星が太陽の11.0倍の質量を持つブラックホールで、恒星系と連星をなしている[1]。恒星系の片方は恒星であり、太陽の0.5倍の質量を持つK型赤色矮星である[4]。もう片方は暗いため、種類は不明だが恒星ではなくコンパクト星であると考えられており、質量は太陽の3~5倍である。
いっかくじゅう座X-1は、X線を放出するX線新星でもあり、変光星としても登録されている。1917年と1975年に爆発を起こしており、この時、通常放出される量の10万倍のX線を放出している[4]。
脚注
注釈
- ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
出典
関連項目
座標: 06h 22m 44.503s, −00° 20′ 44.72″