葛原繁

葛原 繁(くずはら しげる、1919年(大正8年)8月25日 - 1993年(平成5年)1月7日[1])は、日本歌人実業家。童謡詩人の葛原しげるとは別人。

来歴

広島県呉市出身。東京工業大学電気工学科卒。1938年(昭和13年)、『多磨』に入会し、北原白秋に師事。1950年(昭和25年)、岡部桂一郎、金子一秋、三木あや、山崎一郎らとともに「泥の会」の活動を開始。翌年、伊藤麟、片山貞美、草柳繁一、杉本二木雄、深作光貞森比左志山崎方代らが加わる。1953年(昭和28年)、宮柊二の『コスモス』創刊に参加、のち編集人。1981年(昭和56年)、歌集『玄』で第32回読売文学賞受賞。日新運輸倉庫(現・日新取締役を務めた[2]

著書

  • 『蝉 葛原繁歌集』白玉書房 コスモス叢書 1955
  • 『玄 葛原繁・三部作歌集1』石川書房 1980
  • 『又玄 葛原繁・三部作歌集2』石川書房 1980
  • 『又々玄 葛原繁・三部作歌集3』石川書房 コスモス叢書 1980
  • 『鼓動 葛原繁歌集』短歌新聞社 現代短歌全集 1989
  • 『葛原繁全歌集』石川書房 コスモス叢書 1994

  1. ^ 『人物物故大年表』
  2. ^ 『日本近代文学大事典』講談社、1984年