真宗大谷派五村別院
五村別院(ごむらべついん)は、滋賀県長浜市五村にある真宗大谷派の寺院。真宗大谷派の別院。山号はなし。本尊は阿弥陀如来。 歴史豊臣秀吉によって隠居を命じられた浄土真宗本願寺派の法主・教如は、法主を辞任すると本願寺(現・西本願寺)内にて隠居を余儀なくされた。そこで、教如に深く帰依していた主に湖北に住む門徒衆は、この五村の地に坊地を寄進して教如を迎えようと考えた[1]。当寺は、慶長2年(1597年)に地元の有力者・大村刑部左衛門[2]らが多賀山十念寺の跡地[1]に質素な聞法道場を建立したのがその始まりであるという[2]。 その後、慶長7年(1602年)に教如は徳川家康から京都六条烏丸の地に寺地の寄進を受け東本願寺を建立したため、当寺に入ることはなかった。当寺はこうした経緯から「元の本山」とも呼ばれ、五村懸所とも呼ばれた[1]。 境内
文化財重要文化財
長浜市指定有形文化財
所在地
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