河合 満(かわい みつる、1948年〈昭和23年〉1月2日 - )は、日本の技術者・会社役員、トヨタ自動車株式会社Executive Fellow[1]。
日本プラントメンテナンス協会会長、愛知県公安委員会委員長。トヨタ自動車株式会社副社長、執行役員CMO[注釈 1][2]、日本経営協会副会長などを歴任した。藍綬褒章受章。愛知県西加茂郡挙母町(現・豊田市)出身。
経歴
1948年1月2日に愛知県豊田市で生まれる[3]。
小学校4年時に父親が死去したため、中学校を卒業後、お金を貰いながら学べるトヨタ技能者養成所(現・トヨタ工業学園)に入社[3]。1966年に卒業し、トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)に入社、鍛造部に配属される[3]。本社工場鍛造部部長、副工場長を経て、2013年に技監に就任。その後、2015年に技能職出身者からは初の専務役員に就任[4]。2017年に副社長、2020年4月に執行役員CMO[注釈 1]兼CHRO[注釈 2]、7月に執行役員CMO[2]に就任し、2021年1月よりExecutive Fellowを務める[1]。日本経営協会副会長[5]、中部インダストリアル・エンジニアリング協会副会長[6]、日本プラントメンテナンス協会副会長も務めた[7]。2022年藍綬褒章受章[8]。同年日本プラントメンテナンス協会会長[9]。2023年愛知県公安委員会委員長[10]。
人物
「勘が鈍る」との思いから、副社長に就任以降も本館ビル15階の副社長室ではなく、社長の許可を得て鍛造現場で執務を行っている[11]。
18歳で初めて購入した車は中古のコロナだが、冷房は無く暖房も効かなかったと回想している[3]。
略歴
- 1966年(昭和41年)3月 - トヨタ技能者養成所(現・トヨタ工業学園)卒業[2]。
- 1966年(昭和41年)3月 - トヨタ自動車工業株式会社(現・トヨタ自動車株式会社)入社[2]。
- 2005年(平成17年)1月 - トヨタ自動車株式会社基幹職1級 本社工場鍛造部主査[12]。
- 2005年(平成17年)6月 - トヨタ自動車株式会社基幹職1級 本社工場鍛造部部長[13]。
- 2007年(平成19年)7月 - トヨタ自動車株式会社理事 本社工場鍛造部部長[14]。
- 2008年(平成20年)1月 - トヨタ自動車株式会社理事 本社工場副工場長[15]。
- 2013年(平成25年)1月 - トヨタ自動車株式会社技監[2]。
- 2015年(平成27年)4月 - トヨタ自動車株式会社専務役員 ユニットセンターエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼車両系生産技術・製造本部副本部長[16]。
- 2016年(平成28年)4月 - トヨタ自動車株式会社専務役員 工場統括[17]。
- 2017年(平成29年)4月 - トヨタ自動車株式会社執行役員副社長 工場統括兼安全健康推進部担当[18]。
- 2019年(平成31年)1月 - トヨタ自動車株式会社執行役員副社長 工場統括[19]。
- 2019年(平成31年)4月 - トヨタ自動車株式会社執行役員副社長 総務・人事本部本部長兼工場統括[20]。
- 2020年(令和2年)4月 - トヨタ自動車株式会社執行役員CMO[注釈 1]兼CHRO[注釈 2][21]。
- 2020年(令和2年)7月 - トヨタ自動車株式会社執行役員CMO[2]
- 2021年(令和3年)1月 - トヨタ自動車株式会社Executive Fellow[1]
- 2021年(令和3年)7月 - 愛知県公安委員会委員[22]
- 2022年(令和4年)7月 - 愛知県公安委員会委員長代行[23]
- 2023年(令和5年)7月 - 愛知県公安委員会委員長
脚注
注釈
- ^ a b c 最高モノづくり責任者(Chief Monozukuri Officer)
- ^ a b 最高人事責任者(Chief Human Resources Officer)
出典
関連項目
- 先代
- 新設
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- トヨタ自動車CHRO
- 2020年
|
- 次代
- 桑田正規
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- 先代
- 垣見吉彦
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- 日本プラントメンテナンス協会会長
- 2022年 -
|
- 次代
- ー
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