塚本 啓祥(つかもと けいしょう、1929年(昭和4年)7月24日 - 2010年1月20日)は、日本の仏教学者。東北大学名誉教授。熊本市出身。
経歴
1964年(昭和39年)に東北大学大学院博士課程(印度学仏教史学専攻)修了、「仏教初期の教団史の研究 部派の形成に関連して」で文学博士。立正大学助教授、教授、仏教学部長。東北大学文学部教授。1993年定年退官、名誉教授、宝仙学園短期大学学長。2000年退職。
その他、タイのマヒドーン大学客員教授など。
著書
- 『初期仏教教団史の研究 部派の形成に関する文化史的考察』山喜房仏書林 1966
- 『仏陀』教育新潮社:フリドブックス 1969
- 『アショーカ王』平樂寺書店:サーラ叢書 1973
- 『アショーカ王碑文』第三文明社「レグルス文庫」 1976
- 『仏教史入門』 第三文明社「レグルス文庫」 1976
- 『法華経の成立と背景 インド文化と大乗仏教』佼成出版社、1986
- 『インド仏教碑銘の研究』全3巻、平楽寺書店 1996-2003
- 『インド仏教における虚像と実像』 山喜房仏書林 2001
共編著
翻訳
- ジョージ・ウッドコック『古代インドとギリシア文化』金倉 圓照共訳注、平楽寺書店 1972
- J.W.ドゥ・ヨング『インド文化研究史論集 欧米のマハーバーラタと仏教の研究』平楽寺書店 1986
記念論集
- 『知の邂逅 仏教と科学 塚本啓祥教授還暦記念論文集』佼成出版社 1993
論文