パンキーのジレンマ
「パンキーのジレンマ」(Punky's Dilemma)は、サイモン&ガーファンクルが1968年に発表した楽曲。 概要ポール・サイモンは映画『卒業』(1967年12月21日公開)のための曲をマイク・ニコルズ監督から依頼されて、本作品と「Overs」を書いた。しかしどちらもニコルズの満足のいくものではなかったため、これが結果として「ミセス・ロビンソン」を生むきっかけとなった。 1967年6月16日、サイモン&ガーファンクルはモントレー・ポップ・フェスティバルに出演。コンサートの最後で「あと2分だけ下さい」と言って本作品を披露した。ある種「奇天烈」とも言える歌詞[2]に観衆は反応し、二人が一節一節歌うたびに笑い声を上げた(フェスティバルを収録した各ブートレッグで確認できる[3])。 その年の中頃、サイモンはスランプに陥っており[4]、レコーディングのプロデューサーとしてジョン・サイモンが雇われた[5]。ジョン・サイモンのプロデュースの下、「フェイキン・イット」を同年6月に制作。そして10月、本作品のレコーディングにとりかかった。完成させるまでサイモン、ガーファンクル、ジョン・サイモンらは50時間以上スタジオにこもっていたと、レコーディング現場に入ることのできた雑誌『High Fidelity』のライター、モーガン・エイムズは証言している[6]。 1968年4月3日発売のアルバム『ブックエンド』に収録された。 脚注
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